ワインの特徴
赤ワイン、ロゼワイン、白ワインがすべてそろっています。赤ワインはフレッシュで濃厚な香りを漂わせ、鮮やかな色をまとい、味覚に対してフルーティーな味わい深さを感じさせてくれます。バランスがとれているワインで、品種は主にテンプラニージョが使用されますが、グラシアーノ種、マスエロ種、ガルナッチャ種もまた存在感を発揮しており、そのいずれもが第一級の品質と風味を有しています。ロゼワインについては、その色合いは多岐にわたり、凝縮された香りとフルーティーな味わいが際立っています。主としてガルナッチャ種とテンプラニージョ種が使用されます。色のニュアンスの幅広さといえば、白ワインの特徴としても当てはまります。白ワインは口の中ではさっぱりしているものの、鼻を抜ける香りは白い果実を思わせるため驚かされます。白ワインには主にビウラ種が用いられますが、最近ではテンプラニージョ種を採用するケースも増えてきています。
見どころ
数多くのワイナリーで、ワイナリー施設やブドウ園を巡る各種見学ツアーが用意されているため、このワインルートにおけるワインの醸造をご自分の目で確かめることができます。ご当地グルメに舌鼓を打つ機会にも恵まれることでしょう。料理には、保護原産地呼称つきのエクストラバージンオリーブオイルやナシのほか、マッシュルームやカリフラワーといった最高級の農作物が使用されています。ファルデレッホを試してみることもおすすめします。これは地元の銘菓で、アーモンドとパイ生地をベースに作られるものです。リオハ・オリエンタルのワインルート巡りのために数日間を確保することができるなら、伝説の城、恐竜の痕跡をたどるコース、古代ケルトイベリア人の集落跡、昔の線路を自然に囲まれた小道として再整備したもの、さらには岩に掘られた驚くような洞窟などを訪れることができるでしょう。
アクセス方法
最寄りの空港はいくつかあります。一番近いものだと、本ルート上に位置するアゴンシージョの空港で、マドリードとの間に直行便が運行されています。一方、サラゴサ空港(およそ100キロメートルの距離)およびビルバオ空港(およそ150キロメートルの距離)からは、国際便も数多く発着しています。もう一つの選択肢は鉄道です。主要駅はアルファロ駅とカラオーラ駅となります。また、ラ・リオハ州の州都であるログローニョの鉄道駅は、わずか20キロメートルほどのところに位置しています。この駅からは、リオハ・オリエンタルのワインルート上の各スポットに停車する列車がいくつも運行しています。そういった町の一例として、アゴンシージョ、アルカナドレ、リンコン・デ・ソトなどが挙げられます。締めくくりになりますが、乗用車で移動する場合、高速道路AP-68号線および道路N-232号線を利用すると、本ルートをそのままたどることができる上、ログローニョ、サラゴサ、ビルバオといった都市にもアクセスできることを覚えておきましょう。