リベラ・デル・ドゥエロのワインルートは、スペイン内陸部、具体的にはカスティージャ・イ・レオン州の四つの県にまたがって延びています。ブルゴス、セゴビア、ソリア、そしてバジャドリードがそれにあたります。ドゥエロ川沿いのルートは、全長115 ｋｍです。ワインの原点へ見学者をいざなう地下ワイナリーや家族経営のワイン醸造家の伝統が、前衛的な建築、カスティージャ地方のグルメ、文化遺産、自然景観と融合し、この旅を忘れがたい体験にしてくれます。
Plaza del Trigo 10, 3º
09400 Aranda de Duero, ブルゴス (カスティージャ・イ・レオン)
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ワインの街
マップをナビゲートして見逃せないルート上のスポットをご覧ください。
リベラ・デル・ドゥエロのワインルートでは、ロゼワイン、若い赤ワイン、若いオークワイン、クリアンサワイン、リザーブワイン、グランド・リザーブワインと、異なるタイプのボトルワインが堪能できますが、それらすべてに、とある共通項があります。それは、テンプラニージョ種のブドウが使われている、ということです。リベラ・デル・ドゥエロ固有の在来種のブドウで、その色、香り、コクの深さが加わって、これらの優れたワインが生み出されます。テンプラニージョ種のほかにも、統制委員会が認可している品種には次のようなものがあります。赤ワイン用としてはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、マルベック、ガルナッチャ・ティンタなど、白ワイン用としてはアルビージョのみが認可されています。この六つのブドウ品種が、ボトル一本一本のクオリティを際立たせる、ユニークで紛れもない風味とコクの決め手となっています。ルートには総面積23,000ヘクタールのブドウ畑があり、毎年約5,000万リットルのワインが生産されています。
サンタ・マリア・ラ・レアル教会、サンタ・マリア・デ・ラ・ビード修道院やヴァルブエナ修道院をはじめとする修道院、参事会教会、城、塔、アラブ人による防衛塔、ソリア地方のロマネスク芸術、古代ケルトイベリア人古代ケルトイベリア人ローマ人の考古学遺跡といった貴重なモニュメントに恵まれた、豊かな歴史芸術遺産。また、数多くの博物館やビジターセンターをご訪問いただけます。文化行事カレンダーでは、ビルヘン・デ・ラス・ビニャス（ブドウ園の聖母）を称える守護聖人の祭り、サン・ロケ祭り、ラ・アスンシオン祭り、ぶどうの収穫祭、中世の市場、ソノラマ- リベラ・インディー音楽祭、天使の降臨で広く知られるフランセサダまたは聖週間が際立っています。伝統的な素焼きの炉に入れて180℃でローストした子羊またはラム肉、モルシージャやチョリソなどの腸詰製品、チーズ、キノコ、カスティージャ風スープ、ラムチョップ、ヤマウズラなどの肉、エンピニャド、オハルドレ（ミルフィーユ）、ジェマといったお菓子などの製品が堪能できる上質のグルメが揃います。多くの町の地下に並ぶ伝統的なぶどう圧搾機や、何百年もの歴史を誇るワイナリーと前衛建築の大規模なワイナリーもあります。ワイナリーでのテイスティング、料理の試食、ブドウ畑の散歩、各種スパでのワインセラピー治療をはじめとする、ワインの世界に関連したアクティビティも用意されています。
リベラ・デル・ドゥエロは、スペイン内陸部カスティージャ・イ・レオン州の高原中心部に位置し、ドゥエロ川の流れがルートの自然な案内人の役目を果たしています。車での旅行をご希望の場合には、原産地呼称の中心部を通る自動車道A-1号線（アランダ・デ・ドゥエロなどの町はマドリードから約160km）、またはドゥエロ渓谷を通ってアラゴンとカスティージャ・イ・レオンとポルトガルを結ぶN-122号線がご利用いただけます。公共交通機関に関しては、ルート沿いの主要都市にバス駅やバス停車駅がいくつかあります。また最寄りの空港は、バジャドリード空港（100km）とブルゴス空港（90km）です。リベラ・デル・ドゥエロには82の自治体があります。リベラ・デル・ドゥエロ原産地呼称の観光案内所は、アランダ・デ・ドゥエロ、フエンテルセスペッド、ラ・オラ、ペニャフィエル、ペニャランダ・デ・ドゥエロ、ロア・デ・ドゥエロ、サン・エステバン・デ・ゴルマス、バルブエナ・デ・ドゥエロの町でご利用いただけます。このペ―ジのサイトマップを使って、これらの目的地をご確認ください。
