ワインの特徴
モンティージャ-モリレス一帯で生産されるワインの種類は多岐にわたります。ここでは、ホベン、フィノ、アモンティリャード、オロロソ、パロ・コルタード、モスカテル、ペドロ・ヒメネス(特に有名な品種)といった品種を味わうことができます。タパスの食べ歩き、デザートと一緒に、腸詰製品と共に、または魚介類の料理に合わせたりと、ピッタリのワインに出会えるはずです。こうした豊富なレパートリーのおかげで、さまざまなニュアンスを楽しめます。若くドライなワインから甘くフルーティーなものまで、青白いものや透明なものから金色やヘーゼルナッツカラーのものまで、デリケートな香りからスパイスの香りまで…。また、アンダルシア庶民の注ぎ師によるワインの給仕を目にするのも、素晴らしい見物となるでしょう。
見どころ
タパスをつまむ:形式ばらない、このグルメの習慣にならって、コルドバの食事やご当地グルメを楽しんでみましょう。「コルドバのパティオ祭り」や「モンティージャのぶどうの収穫祭」といった活気あるお祭りでは、競馬から伝統的な方法でのぶどう踏みまでを目にすることができます。フラメンコショー。ユネスコの世界遺産に指定されたコルドバの印象的な史跡遺産群の中でも、特にモスクが際立っています。この地域には、たとえば、ルセナ城、モンテマヨール城、フェルナン・ヌニェスの旧家の館、アギラル・デ・ラ・フロンテーラの旧家の館など、歴史的に興味深い建物があります。いわゆる「ワインネットワーク」とは、このルートの文化やグルメ、自然をより深く知ることができるように計画された一連の観光地のことで、次のようなものがあります。美術館・博物館:フェルナン・ヌニェスにあるカンピーニャ美術館では、市民による寄贈品や彫刻の展覧会のある野外センターを目にすることになります。ラ・ランブラの陶磁器美術館では、15世紀の大きな塔と近代的な建物に展示されたコレクションをご覧いただけます。レジャーセンターやテーマ性のある施設:アギラル・デ・ラ・フロンテーラにあるカルタ・デ・ロス・パイサヘスの城には、ワインに関する演劇やイベントを行う多目的センターに加え、ビジターセンターを併設した展望台も設置されています。モンティージャでは、新鋭芸術家にとって欠かせない場所である、エンビダルテ現代アート・ワインセンターを忘れるわけにはいきません。そしてルセナには、コルドバのグルメに基づき、素晴らしい景色を楽しめるレストランを擁する、ワイン・グルメオリーブセンターがあります。歴史:プエンテ・ヘニルのフエンテ・デ・アラモにある古代ローマの村で「過去への旅」に出かけましょう。ワインやオリーブオイルの生産を献身的に行うこの古代の村には、良好な保存状態を保った発掘現場があります。情報とビジターセンター:コルドバ市内のテンディージャス広場にある常設インフォメーションセンターでは、ワインルートに関する情報を入手できます。そしてモンテマヨールのワインの追憶ビジターセンターでは、このルートのワインの歴史や文化について知ることができます。詳しくは各地の観光案内所にお問い合わせください。
パセラ
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Ruta del Vino de Montilla - Moriles
アクセス方法
モンティージャ - モリレスのワインルートはスペイン南部アンダルシア州にあり、コルドバ県のヘニル川とグアダホス川が区切る地域にあります。セビージャやマラガの国際空港が車で一時間程度の距離にあることから、飛行機でのアクセスは簡単です。鉄道においても、高速鉄道AVEを使用すれば接続も良く、マドリードからコルドバまでわずか1時間45分、そしてセビージャからは40分で到達できます。車でのアクセスは、高速道路A-4がマドリードからコルドバまで(394km)、そしてセビージャから(142km)で続いており、A-45に連絡してこのルートに含まれた残りの自治体に到達できます。モンティージャ、コルドバ、ルセナ、モリレス、アギラル・デ・ラ・フロンテラ、フェルナン・ヌニェス、モンテマヨール、ラ・ランブラまたはプエンテ・ヘニルは、このルート沿いの自治体のいくつかであり、ブドウ畑、オリーブ畑や穀物畑が主人公の風景の真っただ中にあります。ワインの醸成プロセスや品質に加えてこれらの土地では、アンダルシアを通過した数多くの文化の遺産である貴重な史跡遺産を数多く目にすることができます。モンティージャ・モリレスのワインルート上にあるこれらの町は、このページの地図でご覧いただけます。