ワインの特徴
最も多く栽培されているぶどうは、畑の70%を占めるメンシアで、そのワインは熟成能力が高く、ビロードのような口当たりが特徴です。白ワインはクリーンで輝かしく、麦わらのような黄色い色調を帯び、甘いトーンと生き生きとした酸味があります。一方、ロゼワインはビビッドで軽く、口当たりがなめらかで、フルーティで香りが高いのが特徴です。このルートでは、若いワイン、熟成させたオールドワイン、熟成させていないオールドワイン、リザーブワインをお楽しみいただけます。ワインリスト全般をカバーする幅広い種類のワインをお試しいただけます。白ワインは、公認品種のゴデージョとドニャ・ブランカに、パロミノとマルバシアを異なった割合で加えて造り出されます。一方、ロゼワインにはメンシア種のぶどうが50%以上使用されています。フレッシュで輝かしく、淡い色合いと調和のとれた味わいが特徴のワインです。
グラスワイン
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Ruta del Vino del Bierzo
見どころ
ローマ時代の鉱業活動によって形作られたラス・メドゥラスをはじめ、ユネスコの世界遺産に登録された景色がご鑑賞いただけます。
サンティアゴ巡礼の道の通過地点であり、ワイナリー訪問や滋味深いグルメに合うワインをお楽しみいただける数々の町。レイネタ種のリンゴの、コンフェレンシア種の洋ナシ、ビエルソ種のピーマンといった、地元の特産品が目を惹きます。特に有名なのはボティージョ・デル・ビエルゾと呼ばれる腸詰製品で、この食材に関連した祭り(ボティジャーダ)が数多く開催されています。
年間を通じて、民間行事とグルメ祭りが目白押しです。
シル川渓谷、モンテス・アキリアノス、アンカレス山脈をはじめ、ユネスコの生物圏保護区に指定された、非常に美しい自然地帯が広がっています。
ラ・ミラーダ・シルクラルと呼ばれるハイキングルートなど、屋外での楽しみも充実しています。
国立エネルギー博物館、ポンフェラーダ
ENE 国立エネルギー博物館
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ENE Museo Nacional de Energía
アクセス方法
エル・ビエルソへ車でアクセスする場合、マドリードとガリシアと直結している自動車道A-6号線をご利用いただくと非常に簡単です。また、バルセロナ、マドリード、レオン、イルン、ガリシアの主要都市と鉄道で結ばれています。同様に、県都レオンの空港では、マドリードとバルセロナへの直行便が毎日運行しています。国際線の発着は、ビエルソ郡から250km弱の距離にあるサンティアゴ・デ・コンポステラ空港をご利用ください。ルート上にあるブドウ畑やワイナリーは、レオン県(カスティージャ・イ・レオン州)北部のビエルソ郡として知られる場所にあります。代表的な町として、ポンフェラーダ、ビジャフランカ・デル・ビエルソ、カカベロス、カルセド、カルセデロ、ピエロスなどが挙げられます。いずれの町もワインの世界と深いつながりがあり、ワイナリー訪問やレストランでの試食、ワインのテイスティングなど、ワイン関連のアクティビティがお楽しみいただけます。
ぶどうの木
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Ruta del Vino del Bierzo - Bierzoenoturismo