ワインの特徴
チャコリは、バスクの代表的な白ワインで、主に在来種のオンダラビ・スリを使って醸造されます。酸味のあるさわやかなタッチの、軽やかでフルーティーな微発泡のワインです。ラウディオ、アムリオ、オコンドの各自治体のワインはアラバの原産地呼称に、オルドゥーニャのワインはチャコリ・デ・ビスカヤの原産地呼称に属しています。チャコリは、シーフード、魚料理、寿司にとてもよく合います。しかし、ワイナリーでのチャコリの試飲では、この地域の伝統と結びついたもうひとつの製品であるチーズ(ほとんどがイディアサバルの原産地呼称に属する)との組み合わせが最も一般的です。
チャコリワインの原料となるぶどう
©
Ruta del Vino del Txakolí
見どころ
ケハナ遺跡、オルドゥーニャやアルツィニエガなどの歴史地区にある荘厳な建物や宮殿、アムリオのリキュール博物館といったバスクのさまざまな伝統について学べる博物館が際立つ、豊かな文化遺産を目にすることができます。ガイドツアーも可能です。ハイキングコースGR-284号線のカミノ・デ・ラ・ソペーニャをご利用になれば、バードウォッチング観光に理想的なサルバダ山脈などの自然地帯を徒歩で探索することが可能です。雪解けの季節には落差300メートルの滝を見ることができるネルビオン展望台、さまざまな種類の渡り鳥を観察することができるマローニョ貯水池では、この地域の素晴らしいパノラマをお楽しみいただけます。ワイナリーやチーズ工房の見学や、昔の天然冷蔵庫への訪問、ぶどうの収穫やチャコリ作りといったアクティビティに参加してもいいでしょう。ブドウ畑の散策やバスクの農家で動物を眺めるなど、家族向けのアクティビティもあれば、スカイダイビング、気球ツアーなど、冒険好きな人向けのアクティビティもあります。きのこコンテスト、チャコリ・エグナ(チャコリの日)、農産食品フェア、ピンチョスコンクール、農畜産物フェア、スポーツ大会、マウンテントレイルなど、各自治体で伝統的なイベントが開催されます。イディアサバルチーズ、蜂蜜、手作りパン、チョリソ、モルシージャといった典型的製品でいっぱいのグルメや、ジャムなどの原料となる作物を栽培するエコロジカルな農業や畜産業も目を惹きます。詳しくは、各地の観光案内所にお問い合わせください。
ワインルートでお馴染みの羊
©
Ruta del Vino del Txakolí
アクセス方法
このルートは、ビスカヤとアラバ両県の県都(ビルバオとビトリア=ガステイス)からの接続が良いため、車で簡単にアクセスできます。ビルバオから:A-68号線自動車道。ラウディオ/リョディオ方面の出口で降ります。ビルバオとサンタンデールから:バルマセダで迂回路BI-636号線二乗り、ソデゥペでコルデショア/アルツィニエガ方面へ向かいます。ビトリアとログローニョから:A-68号線をラウディオ/リョディオ方面の出口で降ります。列車でアクセスする場合は、ビルバオとマドリードを約5時間で結ぶ長距離列車を利用することができます。飛行機をご利用の場合は、国際線が発着するビルバオ空港(市内からわずか12キロ)が最寄りの主要空港となります。このワインルートに含まれるのは、アルツィニエガ、アヤラ、リョディオ、オコンド、アムリオ(いずれもアラバ県)、オルドゥーニャ(ビスカヤ県)です。いずれの町にも、チャコリの生産と文化に関連した観光宿泊施設、レストラン、ワイナリーがあります。ワインルート上にあるこれらの目的地の場所は、「アクセス方法」のサイトマップでご覧いただけます。
ルート上のワイナリーで気球ツアー
©
Ruta del Vino del Txakolí