コンサート

2025年のスペインで見逃せないプラン

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スペインはいつでも旅行に最適な目的地です。2025年にこの国を訪れようとお考えなら、ここに掲載されている注目イベントに背中を押されることでしょう。さっそくスペイン旅行を計画し、以下のようなユニークなイベントを満喫しましょう。

  • コンサート

    欠かせないコンサート

    2025年には、世界の音楽シーンで最高のグループやアーティストがスペイン全土で開催されるコンサートやフェスティバルで何千人もの人々を熱狂させるでしょう。ショーを楽しむだけでなく、各都市について知る良い口実になります ラインナップは次のとおりです。3月12日にはバルセロナで、また3月15日にはマドリードで、アナスタシアが、ファーストアルバムの発売25周年を祝う予定です。3月16日にはオ・ゴソ・フェスティバルにも出演しますが、同フェスティバルには、アラニス・モリセット(7月9日)やレニー・クラヴィッツ(4月10日)といった著名なアーティストも参加します。なお、レニー・クラヴィッツは、ワールドツアー「ブルー・エレクトリック・ライト・ツアー」の一環として、4月にマドリード公演とパンプローナ公演も実施します。5月30日と31日に、イギリス人アーティスト、エド・シーランのステージとして使用されるのが、アトレティコ・マドリードのサッカースタジアムです。1月16日と19日にはブライアン・アダムスセビージャバレンシアに登場するほか、彼は6月、再びスペインに戻り、アリカンテパンプローナおよびマラガにて、自身のロックがもつパワーを顕示する予定です。ロックの伝説と言えば、60年以上のキャリアを積み上げてきた伝説のバンド、スコーピオンズです。彼らは6月と7月に、カルタヘナやサンタ・コローマ・デ・グラマネート、パンプローナ、マルベーリャを訪れる予定です。そして9月には、歴史上最も有名なパンクロックバンドの1つが26日と27日にマドリッドとバルセロナに到着します。オフスプリングです。

  • カタルーニャで開催されるロードレース世界選手権のレース

    国際的なスポーツイベント

    世界で最も重要なスポーツイベントのいくつかは、2025年にスペインで開催されます。我が国では初となるNFL(アメリカンフットボールリーグ)の公式戦が、最近改修されたばかりのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで行われます。まだ最終的には決定していませんが、マイアミ・ドルフィンズシカゴ・ベアーズの試合となる可能性が高いといわれています。5月21日には、サッカーのヨーロッパリーグの決勝戦がサン・マメス・スタジアムで開催されます。この試合は、ビルバオを満喫するための良い機会になるでしょう。F1の愛好家なら、5月30日から6月1日にかけて実施される2025年スペイングランプリを楽しめます。会場となるのは、バルセロナから30キロ弱の距離にあるカタルーニャ・サーキットです。同サーキットではまた、9月5日・6日・7日にオートバイのカタルーニャグランプリも実施されます。なお本大会は、1991年の世界選手権以降、毎年開催されています。権威あるレガッタ、ボルボ・オーシャンレースは、8月10日にドイツのキール港を出発し、途中、カルタヘナ(ムルシア州)に寄港します。また、11月の8日と9日には、マラガ県マルベーリャ市でトライアスロンへの熱気が高まります。アイアンマン70.3世界選手権の舞台となるためです。

  • バレンシアのパエリア

    2025年には、グルメが再び、主役に返り咲きます

    サラゴサは7月1日より、イベロアメリカの持続可能なガストロノミー首都になります。その目的は、この都市を地場産品を使用した持続可能なグルメのロールモデルに変貌させるとともに、この分野の企業に啓発を行うことで二酸化炭素排出量を削減することにあります。9月20日には、バレンシアで開催される第7回世界パエリアデーカップにおいて、世界最高のパエリアが選出されます。バレンシア州を訪れるべき理由は、ほかにもあります。それは、アリカンテが2025年のスペインガストロノミー首都になったことを受けて、年間を通じて特別なイベントや企画がそこで開催されるためです。グルメと言えば、重要な指標とされるのがドノスティア=サン・セバスティアンです。バスク州にあるこの都市では、地球上のほかの場所ではほとんど見受けられないようなことが起こっています。なんと、その30キロメートル圏内にミシュランの星が19個も集中しているのです。その筆頭が、「アケラーレ」「アルサック」「マルティン・ベラサテギ」という3軒の三ツ星レストランです。それだけでは物足りないかのように、年末には、このギプスコア県の県都に再び、料理界と旅行界を代表する人物が召集され、第10回世界美食観光フォーラムが開催されます。

  • アラゴン州オルデサ国立公園の観光客

    海外ランキングのおすすめ旅行先

    スペインは、有名な旅行ガイドブック『ロンリープラネット』が毎年発表する「ベスト・イン・トラベル」の推奨目的地から外れたためしがありません。今回、オーストラリアの出版社は、自然愛好家にとって理想的なスペインの2つの場所に焦点を当てました。世界で「もっとも過小評価されている国立公園10選」の章では、ウエスカ県の宝石と呼ばれるオルデサ・イ・モンテ・ペルディド国立公園が取り上げられています。この自然地帯にある渓谷や峰も生物圏保護区および世界自然遺産に登録されているほか、そこにはピレネー山脈の名所もいくつか集中しています。また、国内でも群を抜いたハイキングツアーと評されるツアーが催行されています。同ツアーでは、オルデサ草原からコラ・デ・カバージョの滝までの間を歩きます。 「ベスト・イン・トラベル」では、特に冬の旅行先として、別の自然観光地が提案されています。バレアレス諸島のマヨルカです。この島にもまた、山脈が連なっています。その名はトラモンタナ山脈その斜面はアーモンドの木で覆われており、1月と2月には、それらの木が一足早く見事な春を演出します。アーモンドの花が開花すると、その壮大な風景はすべて、白とピンクに染まります。『ロンリープラネット』では、この現象を「森の冒険」トップ10に連ねています。 せっかくマヨルカ島にいるのですから、パルマに小旅行してみませんか。パルマはバレアレス諸島の中心都市であり、例のガイドの魅力的な都市トップ10にもランクインしています。ゴシック様式の荘厳な大聖堂、美しいベイベル城、宮殿、ビーチ、入り江、伝統的でかつ近代化されたオリバル市場など、さまざまなモニュメントに心奪われてしまうでしょう。また、マヨルカのピラール・イ・ジョアン・ミロ財団美術館では、世界規模で20世紀を代表するスペイン人アーティストのひとり、ジョアン・ミロの作品に焦点が当てられています。

  • ジョアン・ミロ財団、バルセロナ

    記念日:ミロ、セゴビア大聖堂および千年紀を迎えるモンセラート

    引き続きミロに注目すると、もうひとつの財団美術館が、このシュールレアリズムの巨匠のために、彼の生まれ故郷であるバルセロナに設置されています。モンジュイック公園に立地するこの美術館では、開館50周年を記念した大規模な展覧会が2025年6月に開幕した後、2026年3月まで開催される見込みです。本展は、スペイン第二の都市であり、またアントニ・ガウディが街路に表現したモダニズム建築で有名な、カタルーニャ州の州都、バルセロナを訪れるのに絶好の機会です。2025年神秘的なモンセラート山を訪れるべき理由が、バルセロナから車でわずか1時間の場所に詰まっています。ここには、非常に有名な ベネディクト会修道院 があり、カタルーニャの宗教的シンボルであり、創立千年を迎えています。そこではこの一年間、記念イベントが続々と開催されます。特別コンサート、展覧会、さらにはバシリカ教会堂内での華々しいビデオマッピングなどが予定されています。セゴビアローマ水道橋が建設されたのは、今から二千年も前のことです。この水道橋は、古代ローマ帝国の水道橋のなかでも特に保存状態がすぐれているもののひとつです。このカスティージャ地方の都市にはモニュメントが多数存在するため、一度は訪れてみる価値があります。そうしたモニュメントのひとつが、2025年に建立500周年を迎えるセゴビア大聖堂です。この寺院では、記念日を祝うためのさまざまなプログラムが組まれており、特別なガイドツアーが催行されるほか、2月と3月には直径7メートルの巨大な月が設置されます。マドリードでは常に幅広い文化的オファーが提供されていますが、2025年7月20日まではユニークなイベントがあなたを待っています。展覧会「マサヴウ・コレクション」。20世紀のスペイン美術。ピカソからバルセロまで。ピカソ、バルセロ、マリア・ブランチャール、ソローリャ、ジョアン・ミロ、アントニ・タピエス、サルバドール・ダリ、エドゥアルド・チジーダなど、さまざまな流派に属する世界的芸術家が手がけた絵画・彫刻100点を鑑賞するには、またとない機会です。