スペインでお勧め・大人気のタパス20選
スペインでのタパスの食べ歩き、何を食べるかの選び方についての簡単なガイドをこちらでご紹介します。飲み物といっしょに楽しめる典型的なタパスで、タパス(小皿)もしくは一品として注文できます。
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スペイン風オムレツ
通常「トルティーリャのピンチョス」と注文します。最も典型的なものは卵、ジャガイモ、オリーブオイルで作られますが、タマネギを加えることもよくあります。
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パタタス・ブラバスとパタタス・アリオリ
美味なソースがかかったフライドポテトです。ブラバはスパイシーなソースで、アリオリは主にオリーブオイルとニンニクで作られます。
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生ハム
イベリコ豚なら更に良いでしょう。スペインを訪れる人々の間で人気のスペインの食材のひとつで、通常タパスではパン、またはピコスやコリネス(スペインの典型的なカリカリパン少量)と一緒にサーブされます。
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チーズ
スペインチーズの種類は大変多く、通常は地元のチーズが楽しめます。有名どころとしては、マンチェゴ(カスティージャ・ラ・マンチャ州の代表的チーズ)、イディアサバル(バスク州)、ロンカル(ナバーラ州)、マオン(バレアレス諸島)、マホレロ(カナリア諸島)があります。
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オリーブ
オリーブの実でピクルスされたものが人気です。事実、タパスではピクルスされたものが一般的です。詰め物入りのオリーブ(通常はアンチョビやピーマン)もあります。
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イカ
オリーブオイルの衣揚げでアツアツのうちにサーブされます。その人気はスペイン全土共通で、リング型が一般的です。
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コロッケ
生ハム入りが一番伝統的ですが、キノコ、ケアシガニ、イカ、小エビ、タラ、カブラレスチーズといった風味の強いチーズ入りのコロッケも年々人気が出てきています。
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ムール貝
主に蒸し料理としてレモン添えやトマト、タマネギ、ピーマンのみじん切りの和え物と一緒にサーブされます。
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パン・トゥマカ
パン、トマト、オリーブオイル、ニンニク(お好みで)、塩。カタルーニャ州の典型的料理で、「パ・アム・トゥマカット(pa amb tomàquet)」と呼ばれています。お好みに応じて、生ハム、腸詰製品、スペイン風オムレツ、またはチーズをのせることもできます。
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モルシーリャとチョリソ
生ハム同様、豚肉を加工して作られるタパスで人気の腸詰製品です。モルシーリャはお米入りで作られ、チョリソは、例えばグリル焼きやシードル煮などの料理方法で提供されます。その他豚肉料理のタパスで人気なのは、ピカディーリョ(挽肉を香辛料に漬けた料理)、チチャロネス、主に脂身で作る揚げ物トレスノスです。
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ギルダ
タパスを「ピンチョス(pintxos)」と呼ぶ、バスク地方の定番おつまみ。アンチョビ、オリーブ、トウガラシを串刺しにしたピンチョ、またはバンデリージャ。
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ウエボス・ロトス
ウエボス・エストリャドス(huevos estrellados)としても知られており、黄身が半熟状態のフライドエッグを生ハムとフライドポテトの上にのせます。卵をクラッシュ、「エストレリャール(estrellarse)」させて、卵黄と他の素材を混ぜます。通常パンが付いてきますので、黄身に「モハール(mojar 浸す)」しながら食べます。その他は生ハムの代わりに、シラスウナギ風の練りものグーラス、小エビ、その他豚肉腸詰製品をのせるバージョンも人気です。
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セピア(コウイカ)
鉄板焼きでマヨネーズやアリオリソースが添えられます。多くの地域ではチョピートス・フリートス(セピアに似ていますがサイズが小さい)が人気で、アンダルシアでは「プンティジタス(puntillitas)」の名で知られています。
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パエリア
バレンシアの人気料理でメインの食材はお米、これに畑の産物、好みによって肉またはシーフードが加わります。
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プルポ・ア・フェイラ
通常木製ボードでサーブされるガリシア州の料理です。そのため「ガリシア風タコ(pulpo a la gallega)」と呼ばれています。調理後小さく切り分けられ、塩、パプリカをまぶし、オリーブオイルが添えられます。
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パパス・アルガーダス
特にカナリア諸島を訪れるなら食べるはずのタパスで、モホソース(濃い味わいのご当地ソース)が添えられます。地元の小さいジャガイモをたっぷりの塩で茹でるのが一番有名な調理法です。
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小魚のフライ
新鮮な魚のオリーブオイルの衣揚げです。特にアンダルシア州で食され、紙で作ったコーンに美味なマリネと一緒に提供されることが多々あります。地元では「ビエンメサべ(bienmesabe)」とも呼ばれています。
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エンサラディーリャ
茹でたジャガイモ、マヨネーズ、ツナ、卵とニンジン、グリンピーズ、インゲン豆などの様々な野菜、豆類を小さくカットして作る冷菜です。
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ミガス
細かくしたパンをオリーブオイルで揚げたものを中心に、数々の食材を混ぜることで、その味わいが深まります。チョリソ、ベーコン、ピーマン、ニンニク、タマネギなどを加えますが、ブドウを加えたり、肉の代わりにタラを使ったりするなど、バリエーションが豊富です。
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サルモレホとガスパチョ
両方ともトマト、オリーブオイルを主な素材とし、特に夏に食されるアンダルシア州の典型的な冷製スープです。
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飲み物は?
人気の飲み物といえば、ビールとワイン。またシードルやベルモット、サングリアも一般的です。ビールは約200mlのグラス「カニャ(caña)」で注文するのが主流ですが、その倍の量「ドブレ(doble)」、小瓶「キント(quinto)」または「ボテジン(botellín)」(約200ml)、またはピッチャー「ハラ(jarra)」 (1/2リットル)もあります。最も親しまれているビールは淡色のブロンドビールです。ワインと言えば、スペイン国外ではリオハワインが大変有名ですが、リオハ産のものだけにとどまらず、スペイン全土に広がる原産地呼称付きの素晴らしいワインを是非お試しください。リベラ・デル・ドゥエロ、リアス・バイシャス、モンティージャ-モリレス、ペネデスなど、多くの原産地呼称ワインがあります。