スペイン内陸部の最も現代的な一面を紹介しましょう
常識を打ち破るスタイルを有しつつ、大聖堂や古城など、スペインで最も馴染みのある歴史的建造物と共存している革新的で創造性に富んだ建物についてお話します。海から遠く離れたスペインの地にある建物を紹介していきます。マドリードだけとは限りませんよ。サラゴサやレオン、ブルゴス、メリダといった街には建築的に実にオリジナリティに富んだ場所が存在します。
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マドリードにあるクアトロ・トーレス・ビジネス・エリア
スペインの首都のスカイラインはもはや、こうした立派な高層ビルなしには考えられません。「トーレ・フォスター」をはじめ、「トーレ PwC」「トーレ・デ・クリスタル(スペインの最高層ビル)」「トーレ・エンペラドール・カステジャーナ(旧トーレ・エスパシオ)」は、どれも約200メートルの高さを誇ります。2021年には、このエリアに別の超高層ビルが出現しました。高さ181メートルの「トーレ・カレイド」です。見上げずにはいられない建物が、これで5つになりました。
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国立ソフィア王妃芸術センターのヌーヴェル館
ヌーヴェル館は最も新しく増築された部分で、メインの建物(18世紀に建てられたネオククラシック様式の旧病院)とのコントラストを狙った建物になっています。ジャン・ヌーヴェルは、外側からのインパクトを強烈にするため、ファサードに光を反射する鮮やかなレッドカラーのグラスファイバーを用いた現代風のスタイルにこだわっています。内部では非常設の展示会が多数催されているほか、図書館もあれば美術館付きの飲食サービスを楽しむこともできます。
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カイシャ・フォーラム・マドリード
スペースを再転換したケースこの文化センターは以前、メディオディア地区の発電所でした。現在、その斬新な構造は光に溢れ、創造性のための配慮が行き届いた空間を提示しています。真っ先に視界に飛び込んでくるのは、訪問者を歓迎する垂直庭園です。山々の形状をした屋根付きの建物は、まるで取り外された風景のように見えます。内部では中央の階段が最も人目を惹くのではないでしょうか。マドリードのパセオ・デル・アルテの真ん中にあることからも、カイシャ・フォルムの見学を外すわけにはいきません。
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サラゴサにあるパビリオン・ブリッジと水の塔
グラジオラスをかたどって考案された橋と、76メートルもの高さをもつ風変わりな塔は、サラゴサの街を後世まで様変わりさせた国際博覧会 2008 の遺産であり、壮大なモニュメントです。スペース内にはアクアリオ・フルビアル・デ・サラゴサやルイス・ブニュエル・ウォーターパーク も設置されています。
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カスティージャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)
旅行者を迎える色とりどりのモザイクが、コンクリートの壁と3351個のガラスを用いて建てられたとカスティージャ・イ・レオン現代美術館をぜひ見学してみたいという気持ちにさせます。この美術館はトゥニョンとマンシージャという二人のスペイン人建築家により、このように設計されました。自由に思索にふけることができる空間によって定義された、一種、現代の大聖堂といえるでしょう。
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ブルゴスにある人類進化博物館
非常に派手なものではありますが、ヒトの起源を博物館の見学者に示すためには現代性が必要だとして、ブルゴス市は賭けに出たのです。建築家であると同時に画家でもあるフアン・ナバーロ・バルデヴェグは、あたかもアタプエルカ山脈(世界で最も重要視されている先史時代の遺跡)を再現するように、市内にあるこの建物を設計しました。この、光に満ちた巨大な箱状の建物は、歴史の中核を眺める展望台にもなっています。
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メリダにあるユース・ファクトリー(エクストレマドゥーラ)
スケートコートと展示室とインドアロッククライミングを合体させることは可能でしょうか?建築に革新を加えれば、可能になります。この空間はメリダ市の若者向けレジャーエリアと一体化するように考案されたもので、そこでは様々な可能性を何倍にも広げられる移動可能で自立したモジュールが提案されています。ポリカーボネートの起用、半透明の天井そして設備の鮮やかな色合いが、空間野オリジナリティを強調しています。
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ナバラのホテル アイレ デ バルデナス
自然とのつながりを深めるスペシャルな宿泊施設のひとつそのうえ、このホテルはバルデナス・レアレス自然公園の砂漠の真ん中に建っています。ホテルの部屋はパノラマ窓付のこぢんまりとした木製キューブや星空の下で眠れる空気入りのバブルなのです。騒音やざわめきは一切なく、デザイン性が高くてスタイリッシュ
その他の建築について知りたい方はスペインの現代建築のパンフレットをご覧ください。
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