スペインのクリスマスマーケット

スペインのクリスマスマーケット

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スペインのクリスマスはクリスマスマーケットが見どころのひとつです。スペインの都市や村では、中心部の広場、河岸、海浜散歩道といった魅力的な場所に設営された美しい木製ブースを訪れて特別なプレゼントを探すのが12月の伝統です。クリスマスならではの香りや色彩、風味が融合し、クリスマスマーケットの真髄を形成しています。もちろん、伝統的なクリスマスキャロルの調べも欠かせません。スペインを代表する、すてきなクリスマスマーケットをいくつかご紹介しましょう。

  • バルセロナのクリスマスマーケットで買い物をする女性

    バルセロナ

    11月末になると、市内随一のクリスマスマーケットがバルセロナ大聖堂のすぐ隣に設営されます。それがサンタ・ルシア市場です。200を超える数のブースが軒を連ね、クリスマスツリーや装飾品はもとより、ファッション小物、陶磁器製や宝石製の装身具、アクセサリー、さらにはサンボンバやタンバリンといったクリスマス用の楽器までが店頭に並びます。この時期には、コーラス、読み聞かせ、パレードなども実施されます。

  • ビルバオ(バスク州)の市場に飾られたキリスト降誕の場面。素焼きの壺を製作する職人の昔ながらの店を表現したもの

    ビルバオ

    ビルバオの深い入り江にあるリパ埠頭では、ファッションやジュエリー、バスク料理の製品、おもちゃ、クリスマスの装飾品が約20軒のブースで販売されます。さらに12月中旬には、「ガボナルト」という名のクリスマス工芸品市場がアリアガ劇場の隣に設営されます。ほかにも、ビルバオのクリスマスマーケットをさらに盛り上げる大人気の美食イベントがあります。12月21日に開催される「サント・トマス市場」です。この市場では、シードル、チョリソ、チーズ、チャコリワインといった地元の特産品が主役を務めます。

  • グラナダのビブ=ランブラに設営されたアイススケートリンク

    グラナダ

    市の中心部にあるフエンテ・デ・ラス・バタージャス広場とビブ=ランブラ広場では、12月から1月6日の間、グラナダのクリスマスマーケットのブースが70棟近く立ち並びます。そこでは、クリスマスの装飾品、典型的なお菓子、工芸品、本、植物、化粧品などを購入できます。

  • マドリードのマヨール広場で開かれるクリスマスマーケット

    マドリード

    キリスト降誕の場面に使われる装飾やあらゆる種類の人形、クリスマスの楽器、おもちゃ、お菓子、そして…いたずらグッズまで!11月末から12月31日まで、マドリードのマヨール広場のクリスマスマーケットには100軒を超えるブースがずらりと並びます。また、その数メートル先にあるプエルタ・デル・ソル広場には歴史的な時計が掛けられており、毎年スペイン全土に向けて除夜の鐘を鳴らすのが恒例です。

  • アンダルシア州マラガのクリスマス市場

    マラガ

    マラガの港にあるムエジェ・ウノクリスマス マーケットでは、海辺でインスピレーションを求め、最も独創的な贈り物を見つけることができます。地元の食品や腸詰製品、装飾品、工芸品、ファッションなどが取りそろえられており、11月末から1月初旬にかけて、日没時にブースを見て回りながら散歩やショッピングを堪能できます。

  • マヨルカ島ポルタルス港のクリスマスマーケット

    マヨルカ島

    ポルタルス港のクリスマスマーケットには、ユニークな装飾アイテム、アクセサリー、木のおもちゃなどを取り扱う木製ブースが40軒以上も立ち並びます。さらに、各種アクティビティも幅広く用意されており、アイススケートリンクもあれば、ショッピングの合間に一息つくための飲食店も数多く営業しています。

  • バスク州サン・セバスティアンのクリスマスマーケット

    サン・セバスティアン

    約56軒ものブースが、ウルメア川沿いの独特な環境の中に立ち並びます。12月から1月の第1週まで開催される サン セバスティアンクリスマス マーケットでも、複数の文化活動や美食活動が並行して開催されます。

  • サンティアゴ・デ・コンポステーラのクリスマスマーケット

    サンティアゴ・デ・コンポステーラ

    サンティアゴ・デ・コンポステーラのクリスマスマーケットを構成するのは、クリスマスの装飾、グルメ製品、工芸品(宝石、木、陶磁器、ガラス、革、おもちゃ、織物、デザインなど)を販売する約70軒のブースです。この市場はカレイラ・ドス・コンデス通りに設営され、また併設の創作活動スペースでは、誰もが楽しめるさまざまなワークショップが開催されます。

  • アンダルシア州セビージャのクリスマスマーケット

    セビージャ

    セビージャの「創造的工芸市場」はヒラルダの塔セビージャ大聖堂のすぐ近くに設営されます。80軒を超えるブースには工芸品やクリスマスアイテム、お菓子が並べられるほか、ホットチョコレートや軽食も提供され、また小さな子供向けの楽しいアクティビティも用意されます。開催期間は12月中旬から1月の第1週までとなっています。レストランエリアもあり、典型的なセビージャ料理を楽しめます。

  • バレンシアのクリスマス市場でアイススケートを楽しむ人々

    バレンシア

    バレンシアの科学博物館の隣で12月中旬から1月の第1週まで開催されるのが「芸術科学都市のクリスマスマーケット」です。工芸品やクリスマスアイテムのブースがさまざまな移動式屋台と交互に立ち並ぶほか、あやつり人形劇、読み聞かせ、東方の三賢者やサンタクロースへの手紙の収集など、子供向けアクティビティも行われます。

  • アラゴン州サラゴサのピラール教会堂周辺で開かれるクリスマスマーケット

    サラゴサ

    クリスマスになると、ピラール広場では巨大なキリスト降誕の場面と大きなスケートリンクに加え、クリスマスマーケットも設営されます。40棟を超えるブースに、工芸品、宝飾品、おもちゃ、衣類、装飾品、グルメなどが並べられます。ピラール教会堂の周辺には「サンタクロース村の家」や「願いのクリスマスツリー」といった見どころも登場します。

つまりは、どのクリスマスマーケットも居心地の良い屋外スペースとなっており、そこでは面白いお土産を手に入れることも、単にその雰囲気を楽しんだりクリスマスのお祭り気分を満喫したりすることもできるのです。

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