日食を見ている人のシルエット

2026年から2028年の間にスペインで皆既日食を楽しむための手引き

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皆既日食は、自然が私たちに見せてくれる最も魅力的な光景のひとつです。それを経験した人は決して忘れません。スペインは、2026年、2027年、2028年にこの魅力的な現象を体験できる場所となる幸運に恵まれています。ヨーロッパ大陸で起こる21世紀初の皆既日食を連続して楽しむユニークな機会となるでしょう。

  • 日食

    忘れられない天体ショー

    誰もが同意します:皆既日食を体験することは一生忘れられない思い出となるでしょう。太陽がだんだんと月に隠され、空が暗くなるにつれて、驚きと感動が高まってゆき、皆既日食完成の貴重な瞬間が訪れるまで、その興奮が収まることはありません。ちょうどそのとき、私たちが太陽コロナの魅惑的な美しさをほんの一瞬、何のフィルターもかけずに眺めていると、熱狂と賞賛の叫びが湧き上がります。皆既日食を目撃することは、特別で稀なことです。イベリア半島で最後に皆既日食が見られたのは1912年のことです。それから1世紀以上を経た今、スペイン領土のほぼ全域を通過すると見込まれる、2026年・2027年の2回の皆既日食と2028年の金環日食のおかげで、スペインは、この世に存在する自然現象の中でもっとも衝撃的なもののひとつを目撃するための、絶好の目的地となるでしょう。

  • 夕暮れのイビサ島、バレアレス諸島

    2026年の皆既日食が見られる場所

    スペインで見られる最初の日食は2026年8月12日の日没時に起こります。夏のため、空が晴れている可能性がきわめて高く、問題なく日食観察を楽しめるでしょう。今回の皆既帯は、国土の北半分のほとんどを西から東にかけて移動します。具体的にはガリシア地方からバレアレス諸島まで進んでいきます。この日食は13もの自治州の上空を通過します。これら13州には内陸の目的地や町が多数含まれるほか、オビエドサンタンデールレオンビルバオサラゴサバレンシアパルマなどの都市も含まれます。スペインでこの皆既日食が見られる地域は次のとおりです。 

    ガリシア州ア・コルーニャルゴ両県の一部地域
    アストゥリアス全域
    カンタブリア全域
    バスクアラバ県全域、およびギプスコアビスカヤ両県の一部地域
    ナバーラ一部地域
    ラ・リオハ全域
    カスティージャ・イ・レオンレオン県、パレンシア県、ブルゴス県、ソリア県の全域、およびサモラバジャドリセゴビアの3県の一部地域
    アラゴンテルエル県全域、サラゴサ県のほぼ全域、およびウエスカ県の一部地域
    カタルーニャタラゴナ県の一部地域およびリェイダ県南部
    カスティージャ-ラ・マンチャグアダラハラクエンカ両県の一部地域
    マドリード州北部の一部地域
    バレンシアカステジョン県の全域およびバレンシア県北部
    バレアレス諸島全域
    国内の他の地域からは部分日食として見えるでしょう。国立地理研究所(IGN)のウェブサイトにアクセスすると、2026年の日食のマップとスケジュールをスペインの自治体別に確認できます。

  • アンダルシア州グラナダにあるアルハンブラ宮殿の景観

    2027年の皆既日食が見られる場所

    これも夏の2027年8月2日の朝になります。今回の皆既帯は、ジブラルタル海峡を通ってスペインを西から東に移動します。皆既帯に含まれるのは、セウタメリージャの両自治都市、カディス県のほぼ全域、マラガ県の大部分、およびグラナダアルメリア両県の南部です。この皆既日食の特徴は皆既継続時間が長い点です。たとえば、タリファセウタおよびメリージャといった都市では皆既日食を4分半以上観察できます。一方、カディスでの皆既継続時間はほぼ3分間で、マラガではそれが約2分間に達します。 国内の他の地域では部分日食として楽しめるでしょう。国立地理研究所(IGN)のウェブサイトにアクセスすると、2027年の日食のマップとスケジュールをスペインの自治体別に確認できます。 

  • 宙吊りの家、クエンカ、カスティーリャ・ラ・マンチャ

    2028年の金環日食が見られる場所

    2028年1月26日の日没時には、スペインでも金環日食の壮大な「火のリング」が見られるでしょう。この場合、一直線に並ぶときに月は惑星から最も遠い位置にあるため、月の影は小さくなり、太陽面を完全に覆うことはなく、その周りに一種の赤みがかったリングが見えるようになります。今回の金環帯はスペインのほぼ半分を覆う見通しで、国土の南西から北東にかけて移動します。カディス、マラガ、タリファなどの都市は、2027年の皆既日食からわずか6か月後に、金環日食という特異な現象を目撃できるという、珍しい特権を享受することになります。2028年の金環日食が見られる地域は次のとおりです。

    セウタ自治都市全域
    アンダルシアほぼ全域
    ムルシアほぼ全域
    エクストレマドゥーラ州バダホス県のほぼ全域およびカセレス県南東部
    カスティージャ-ラ・マンチャ州シウダ・レアルアルバセテクエンカの3県の全域、およびトレドグアダラハラ両県の一部地域
    バレンシア州全域
    マドリード州州南部の一部地域
    アラゴン州テルエル県の全域およびサラゴサ県の一部地域
    カタルーニャ州タラゴナ県全域、およびリェイダバルセロナ両県の一部地域
    バレアレス諸島イビサ島とフォルメンテーラ
    国内の他の地域では部分日食として観測されるでしょう。国立地理研究所(IGN)のウェブサイトにアクセスすると、2028年の金環日食のマップとスケジュールをスペインの自治体別に確認できます。 

  • メガネをかけて日食を眺める女の子

    アドバイスとおすすめ

    - トラブルを避けるために、休暇は早めに計画しておくのがよいでしょう。可能であれば、滞在中にさまざまな特別イベントやアクティビティに参加できるよう、1週間以上の旅行を計画してください。- 皆既日食が見られるエリアの多くに、スターライト認定を取得している目的地や場所が位置しています。そうしたスターライト観光地の夜空は星空観察に最適です。アストロツーリズムや天体撮影を楽しむ機会をお見逃しなく。 - 皆既日食を観察する際は、高い建物や樹木、山などがなく、地平線がはっきりしている場所を探してください。皆既帯の外にいる場合は皆既日食ではなく部分日食が見られることを覚えておきましょう。- 最高のエクスペリエンスを味わうには、必ず注意事項を守り、安全に観察することが、何よりも重要です。適切な保護なしに、部分日食、金環日食、または皆既日食の部分相を決して直接見ないでください。危険を回避するには、フィルターを使用するとともに、認証済みかつ完璧な状態にある専用メガネを装着する必要があります。

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