ロマンチックな旅行をしたくてたまらない、しかも目的地は自然と文化を満喫できる静かな場所がよい、という方にとって、エクストレマドゥーラほど適した土地はありません。今回ご紹介するのは、普通の観光ガイドには載っていないものの、カップル旅行に出かけるには絶好の場所ばかりです。
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桜の木に埋め尽くされた敷地の真ん中で、伝統的なパオに泊まってみませんか？
こちらは「エクストレマドゥーラのユニークな宿泊施設」が提供しているプランです。ヘルテ渓谷の真ん中では、5,200平方メートルにわたって桜の木が有機栽培されているうえ、パオ（円形テントの一種）が3張りあります。こうしたパオはモンゴルの職人によって設営され手描きされたもので、それぞれが専用の庭園をそなえています。忘れがたい一夜を過ごせるほか、伝統的なタイ式マッサージ、ヨガのプライベートレッスン、専門のガイド同伴での天体観測、出張シェフによるショークッキング、四輪駆動で巡るルート、ハイキングルートなど、さまざまなアクティビティに参加することができます。エクストレマドゥーラのユニークな宿泊施設はエル・トルノにもありますが、この町も同じくヘルテ渓谷に位置しています。ここには、この地域の山特有の建造物を彷彿とさせる、石造りの小屋が3軒あります。こうした宿泊施設の最大の魅力は、景色を眺めるのに最適な大きな窓が取り付けられている点、および、星を見るためのデジタル望遠鏡が各部屋に用意されている点にあります。朝起きると宿泊客の好みに合わせたピクニック用の朝食が用意されているうえ、渓谷の壮大な景色が目の前に広がっているというのはなんとも素晴らしいエクスペリエンスです。
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星のマントの下でハグする
また、エクストレマドゥーラには星空を観察するのにぴったりの場所も無数にあります。この地域に広がる星空はヨーロッパでもっとも光害が少ないものとされています。次のウェブサイトでご確認ください。エクストレマドゥーラよ、こんばんは（ https://extremadurabuenasnoches.com/）。このページでは、天体観測用の展望台の一覧に加え、フエンテス・デ・レオンの洞窟や「魔法の山」へと続く小道のナイトハイクに関する情報を入手できるほか、ガイド付きの星空観察、物語、伝説などのエクスペリエンスについても紹介しています。
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温泉の町でリラックス
向かい合わせで座っていながらお互いに携帯電話を見ているなんてもってのほか。今こそ、いつもとは違うことに一緒に取り組んで絆を深める時です。そこでおすすめなのが、エクストレマドゥーラ有数の有名な温泉療養リゾートまでカップル旅行をすること。二人そろって癒されること以上に優れたプランなどありません。たくさんの温泉療養リゾートからお選びいただけます。とはいえ、もっとも長い歴史を誇るのは、間違いなくアランヘおよびバニョス・デ・モンテマヨールの温泉療養リゾートです。なにしろ両方とも、スペインでローマ文化が全盛を極めていた時代に非常に重要な役割を果たしていたのですから。さあ、古代ローマ浴場で入浴したり、ソラリウム・プール（日光浴場）でゆっくり休んだり、アロマキャンドルのロウを使ったマッサージを受けたりする準備をしましょう。
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月明かりの下、メリダのディアナ神殿のまわりを散歩する
古代ローマ帝国の時代のエクストレマドゥーラといえば、絶対に見逃せないのがメリダです。ヨーロッパでもっとも重要とされるローマ遺跡群のひとつがあります。市街に足を踏み入れたら、古代ローマ劇場や円形劇場、トラヤヌスの門、ローマ橋、ローマの円形競技場、ロス・ミラグロスの水道橋などを見ながら歩いてみましょう。タイムスリップした感覚を味わえます。中でも、夕暮れどきになると特にロマンチックになるスポットがあるとすれば、それはローマ時代のディアナ神殿です。紀元前1世紀に建てられたこのモニュメントは、ライトアップされ、独特の雰囲気を醸し出します。町の歴史地区に位置しており、神殿の周囲のレストランでは思い出に残るディナーを楽しめることでしょう。
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現代アートに酔いしれる
ありきたりな美術館とはかけ離れた二つのプランを利用すれば、アートに夢中になってしまうはずです。まず、美しいカセレスの町（「ヨーロッパ第三の史跡群」に指定）を訪れると、中世にタイムスリップしたかのような感覚で通りを歩けるだけでなく、次の団体が公開している極めて斬新な作品に会いに行くこともできます。その団体とはヘルガ・デ・アルヴェアール財団。現代アートの傑作を鑑賞できるだけでなく、その建物自体も驚くべきものです。もうひとつの選択肢は、また別の現代美術館を訪問することです。この美術館が入っているのはフレヘナル・デ・ラ・シエラの町にある、16世紀に建てられた由緒あるサン・フランシスコ修道院です。
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ロマンチックなルートはいかがですか？
エクストレマドゥーラには、カップルがとてもロマンチックだと感じるスポットがたくさんあります。たとえば、エルバスの町には歴史あるユダヤ人街が残っており、その保存状態は極めて良好です。伝説によると、この地ではソライダという名のムーア人の王女とアルカディオという名の羊飼いによる悲恋物語が繰り広げられたそうです。ご存知でしたか?とても特別な場所はほかにもあります。それはグラナディージャというゴーストタウンです。この村は9世紀にイスラム教徒が建設したものですが、20世紀半ばには貯水池の建設により人口が消滅してしまいました。今日では一種の野外博物館として文化イベントや歴史の再現などが行われています。夕暮れどきに城を訪れれば、村全体、貯水池、そして印象的な夕日を見張り台から一望でき、その景色の虜になってしまうはずです。最後のプランはアロヨモリーノスとモンタンチェスの間に伸びる「風車のルート」です。噴水や小さな滝などの音を聞きながら、風車に囲まれたルートを一緒にハイキングすることができます。ここでピクニックはいかがですか？さらに、今回のエクスペリエンスの締めくくりとして、風車内の粉挽き場をホステルに改装した場所で一泊するのもよいでしょう。
