アストゥリアス州
伝統と地元産の素材から生まれる美食。世代から世代へと受け継がれ、今日まで続いている古いレシピをお楽しみください。
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カチョポ
薄切りにした2枚の牛肉に卵とパン粉をつけて揚げたもので、中にはハムと溶けたチーズが入っています。美味しい肉料理で、通常は付け合わせの野菜と共にいただきます。
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ファバーダ
アストゥリアスグルメのなかで最も有名な料理かもしれません。ファベスという名の大きな白いんげん豆を主役とし、コンパンゴと呼ばれる、ベーコン、チョリソー、ブラッドソーセージなどの肉のセットを使った一品で、寒い時期にぴったりです。
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チョリソーのシードル煮込み
アストゥリアスの名産品2つを使ったこの簡単で味わい深い料理は、チョリソーをローリエとともにシードルで煮込んだものです。一般的に、前菜として、または、他のタパスと一緒に味わう料理で、まさに絶品です。
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ボジョス・プレニャオス
お菓子を思わせる名前ですが、これは、チョリソーを包んでオーブンで焼いたパンのことです。このシンプルなごちそうのお供にぴったりなのがシードルです。このドリンクを主役にした「エスピッチャ」と呼ばれるパーティーの席では、ボジョス・プレニャオスをつまむのが恒例となっています。
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シードル
この地域で採れるリンゴから作られるお酒で、アイデンティティの象徴であり、世界で唯一、高い所から注いで飲むドリンクです。具体的には、ある一定の高さからシードルを注ぐ行為のことで、ボトルを片手で持ち、グラスの縁にシードルが落ちるようにすることで、シードルが酸素を含み、その香りを十分に堪能することができるのです。
これらは、アストゥリアス地方で楽しめる料理の一部にすぎませんし、ほかにも、古いレシピが現在でも使われていたり、この地方の名産品を味わうことができたりします。是非、お試しください。