タラベラ・デ・ラ・レイナ とエル・プエンテ・デル・アルソビスポ (いずれもトレド県) では、今でも家庭用、装飾用、建築用の陶器を製造する職人の共同体が存在しています。その作業の最も重要な点であり、これにより、この認定を得ることができたのは、製造・装飾・施釉の工程のかなりの部分が、今でも、すでに16世紀に行われていた工程とまったく同じであるという点です。事実、陶工や陶芸家の親方たちは、その知識を次世代に口承で伝えてきました。各工房には独自のアイデンティティがあるのを確かめていくのも楽しいでしょう。陶芸品の型式、色、または釉の特定の詳細にアイデンティティが見て取れ、常にまたとない唯一の特徴を備えています。
