セゴビアのペドラサ
マドリードから1時間足らずのところにある中世の石畳の村。この村に多く残る当時の邸宅を見ていると、まるで16世紀か17世紀にタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。村が栄華を極めたのは、フランドル地方と肩を並べるほど見事な織物を製造していたからだということを、ご存知でしたか?美しいマヨール広場には、トレードマークのアーケードやテラスがあり、座ってコーヒータイムを楽しむのにうってつけです。その後で、村の城や復元された古い城壁を見学してみてはいかがでしょう。ランチタイムになると、グリル専門のレストランから食欲をそそるいい匂いが漂ってくるはずです。何と言っても、子羊や子豚の料理を最も得意とする地方にある村ですから。ペドラサをもっとよく知ることができる、特別なひと時をご紹介しましょう。7月の第1、2土曜日です。夕べにキャンドルコンサートのが開催されます。夜になると、村は何千本ものキャンドルの光に照らされ、静けさを破るのは町全体を音楽で包み込む、コンサートのバイオリンの音色だけです。ただし、事前のご予約をお忘れなく。訪問の価値があるセゴビアの他の村は?マデルエロ、アイジョン、セプルベダ、エル・ムヨ、ソトサルボスなど。