海上から行く巡礼路
サンティアゴ巡礼路には、ヨットで達成できる、船乗り向けのバージョンがあります。途中サンタンデール、ヒホン、ア・コルーニャといった港に立ち寄ります。Northmarinas協会は、毎年(通常は夏に)「ナベガ エル・カミーノ(巡礼路を航海しよう)」という渡航イベントとを開催しています。船やスキッパーの資格の有無にかかわらず、ひとりでもグループでもご参加いただけます。通常は1月から、協会のWebサイトにて申し込みが可能となります。
巡礼路を忘れがたい体験にするためのオプション
サンティアゴ巡礼の道は、ゴールそのものよりも巡礼路のほうが重要であるかもしれないことを示すユニークなルートです。伝統に従い徒歩でやり遂げようとすると、常に数キロ歩く必要がありますが、エクスペリエンスをさらに忘れがたいものにする、はるかに快適なオプションをご紹介しましょう。
サンティアゴ巡礼路には、ヨットで達成できる、船乗り向けのバージョンがあります。途中サンタンデール、ヒホン、ア・コルーニャといった港に立ち寄ります。Northmarinas協会は、毎年(通常は夏に)「ナベガ エル・カミーノ(巡礼路を航海しよう)」という渡航イベントとを開催しています。船やスキッパーの資格の有無にかかわらず、ひとりでもグループでもご参加いただけます。通常は1月から、協会のWebサイトにて申し込みが可能となります。
いつでも好きな時に気まままに行いたいという方でも、船で巡礼路を行うことができます。船を借りるか、スキッパーを雇うか、自分ひとりでセーリングするか、選択肢は常に用意されています。コンポステーラ(サンティアゴ巡礼路の達成を裏付ける証明書)を受け取りたい場合には、モンテ・ド・ゴソの最終スタンプを受け取るために、少なくとも100海里航行し、最後の数キロメートルを徒歩で行う必要があります。立ち寄る港の中には、クディジェロ、サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラ、ベルメオといった興味深い漁村があります。サンティアゴ巡礼の道を海上から行くその他のルートに、アロウサ海とウージャ川を行く聖ヤコブの道があります。このルートはカタマランで行われ、使徒ヤコブの亡き骸が海を経由してガリシアに流れ着いたことを記念しています。船はシーフードで有名な町オ・グローベを出発し、パドロンに到着します。
フェロールからサンティアゴ・デ・コンポステーラにかけて伸びるイギリス人の道を進む場合、巡礼者ルートのロブラ急行列車を利用することができます。このレトロな列車は客室とラウンジカーを備えており、ラウンジカーではビュッフェ式の朝食が提供されるほか、テレビや図書室、ビデオライブラリーまでそろっています。この行程は6日間続き、出発地も到着地も共にアストゥリアス州の都市オビエドです。オルティゲイラ、ビベイロ、フェロールの各駅に停車するため、イギリス人の道の一部を徒歩で進む場合に途中下車することもできます。徒歩は避けたいという方は、全行程を列車だけで進みながら、毎日催行されている小旅行や見学コースに参加することができます。観光スポットにはどんなものがあるのでしょう?代表例は、エスタカ・デ・バレス岬やサン・アンドレス・デ・テイシド・イ・セデイラの聖地です。この行程に含まれるサービスとしては、ケータリングによる車内でのディナー(2回)、典型的なガリシア風タコ料理のレストランでのディナー、オビエドの街へのガイドツアーがあり、サンティアゴ巡礼の道に沿って巡礼を行った場合は「コンポステーラ」(巡礼証明書)が授与されます。
別の方法として、コスタ・ベルデ・エクスプレス号を利用した列車の旅もあります。ここでは徒歩で行程を進むという選択肢はありません。代わりに、スペイン北部のビルバオとサンティアゴ・デ・コンポステーラの間を6日間かけて列車だけで進むという旅程になっています。宿泊施設としては車内の高級スイートルームをご利用になれる上、厳選されたレストランでのディナー、ガイドツアー、モニュメントやショーのチケットなども旅のプランに含まれています。
インスピレーションを得るプラン