セビージャ県の一角でローマ帝国の痕跡を観賞する
カルモナの街には魅力あふれるローマの考古遺産があります。この街を、ユリウス・カエサルは「ベティカ最強の都市」と称しました。セビージャ門のアルカサルは、ほぼ無敵の防衛施設として機能しています。見学コースには順路が示されているため、この要塞のすべての歴史を学ぶことも、「黄金の塔」に上って街のすばらしいパノラマを一望することもできます。 一方、エシハには、ローマ帝国時代の宗教建築の重要な遺産が保存されています。スペイン・バロックの一般建築の傑作であるベナメヒー宮殿にはエシハ市立歴史博物館が入居しており、ローマ時代のモザイクや彫刻、柱頭、碑文コレクションを収蔵しています。サンタ・マリア教会のパティオにある教区博物館でも、先史時代・ローマ時代・アラブ時代の遺物のすぐれた展示に驚かされることでしょう。
