・メスキータ:最初のコルドバを楽しむためのプランです。建築物として比類なき美しさをそなえたこのモニュメントには、西ゴート族、キリスト教徒、イスラム教徒の過去の足跡が隠されています。・コルドバのパティオ祭り:地元住民が自宅の中庭のテラスを美しい鉢植えで飾ります。5月にはコンテストが開催され、優秀な作品が表彰されます。・歴史的旧市街:コルドバを知るための主要スポットが見つかります。カトリック両王のアルカサル-旧王宮-、ユダヤ人街-コルドバはスペインのユダヤ人街ネットワークを構成する街のひとつ-、エル・ソコ-工芸品の店が並ぶ広場-、グアダルキビール川にかかるローマ橋、そしてカラオーラの塔。・カリフの都市 メディナ・アサーラ:かつてはカリフの宮殿として事務的な仕事が行われていた場所であり、イベリア半島に進出したイスラム勢力の遺産です。アラブの遺跡としてコルドバ郊外に良好な状態で保存されています。
Córdoba
スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカは、コルドバは馬たちまでが大聖堂を持っている街だと述べたほどです。何世紀にもわたって3つの文化が共存したこの場所では、多くのモニュメントを目にすることができます。ユネスコは、4つの世界遺産を登録することでこの町の芸術的価値の大きさにお墨付きを与えました。
航海者クリストファー・コロンブスはコルドバでカトリック両王に航海計画を提示し、後にアメリカ大陸を発見しました。また、古代ローマの哲学者で政治家でもあったセネカが誕生した街でもあります-そのため、アルモドバル門にセネカ像があるのです-。この門の裏手にコルドバを楽しむためのプランのほとんどが広がっています。街を離れる前に、コレデラ広場(かつて闘牛が走っていたテラスでひと息いれられます)、1950年に発見されたローマ帝国の寺院の跡、ユダヤ教のシナゴーグ、ビアナ宮殿-芸術作品や宝石、骨董品のコレクションを抱える美術館-などに足を運ぶ必要もあるでしょう。コルドバ観光の総仕上げとして、マイモニデス-中世の神学者で、哲学者、医者、天文学者、ラビでもあった人です-の像といっしょに写真を撮りましょう。また、サルモレホも試してみてください。トマト、ニンニク、パン、オリーブオイルで作る冷製スープでコルドバの郷土料理です。観光名所をまわりながら食欲を満たす、これこそコルドバを楽しむためのプランの良い一例です。