田んぼ

コスタ・ブランカ、米どころ

Alicante-Alacant

米を調理する1001の方法


アリカンテコスタ・ブランカ を旅することは、米料理が300種類以上も楽しめるグルメな目的地を旅することにほかなりません。調理方法が多く、米料理の種類もとても多彩ですので、あらゆる好みに応じた美味しい料理が必ず見つかります。

お米と言えば、コスタ・ブランカ料理 では、種類豊富なまさに食の祭典が楽しめます。食卓に着くと、幅広い種類の米料理から選ぶことができます。リゾット風、焼き煮、おかゆ風、野菜入り、魚介類入り、肉入り…。地中海に近い地域は魚介類を使ったレシピが一般的ですが、内陸部へ行くと肉や豆、野菜を組み合わせたタイプをよく見かけます。また、地域によって、異なる調理方法で作られる名物料理もあります。アリカンテ 県では、美味しい米料理が堪能できるレストランを数多く目にします。余裕をもって予約をし、事前に米料理を注文するとよいでしょう。特に、グループで食事に行く場合や複数で食事する場合はお勧めです。こちらにご紹介するのは、特に代表的なお米料理で、口にする機会に恵まれるはずです。アロス・ア・バンダ:深鍋で岩場の魚を煮た出汁で作ります。具材は除いて別にし、出汁の味わいが存分に楽める米料理となっています。アリカンテ県のどこでも注文できますが、マリナ・アルタ地方の伝統的な料理です。

アロス・ア・バンダ(Arroz a banda)

アロス・コン・コストラ:ウサギ、鶏肉または腸詰製品などの肉をベースとした米料理で、街によって作り方が異なります。この料理は、仕上げに溶き卵をかけて焼き上げるカリッとした食感から、この名前が付いています。特にビナロポ南部のバホ・ビナロポ地域とベガ・バホ地域でよく食される料理です。アロス・アル・オルノ:素焼きの平鍋で作られる、地域によって数多くのバリエーションがあるオーブン仕立てのレシピです。ジャガイモ、モルシーリャ、ヒヨコ豆、トマト、豚のあばら肉が主な材料です。カルデロ:アンコウ、アナゴ、ボラ、オニカサゴなど、旨みの強い魚を使ったリゾット風の米料理です。銅製または鉄製の深鍋で調理します。ちなみに、タバルカ島、ビリャホヨサ、トレビエハ、県南部の名物料理です。

アロス・コン・コストラ(Arroz con costra)

アロス・ネグロ:この料理の真っ黒な色は、調理に使う小イカの墨の色です。飾りにエビやカットした赤ピーマンをのせることが多く、また、アリオリソース (オリーブオイル、卵、レモン、ニンニクで作るソース) を添えていただきます。アロス・デル・セリョレット:魚介類を使った、「セニョリート」(お坊ちゃま、の意)向けの米料理です。具材はすべての皮が剥かれ、すぐに口に運ぶことができ、手を汚さずに食べられるため、このように呼ばれています。アロス・コン・コネホ・イ・カラコレス:トマト、ウサギ、カタツムリ、サフランがこの料理の材料です。パエリア用のフライパンを使い、ブドウの蔓で起こした火で調理します。ビナロポ北部のアルト・ビナロポと中部のメディオ・ビナロポの名物料理。

アロス・ネグロ