芸術を育む町、カダケス
カダケス は、カタルーニャ沿岸で最も象徴的な町のひとつとされている。その美しさは、20世紀の偉大な画家たちにインスピレーションを与えた。スペインの画家、彫刻家、版画家、舞台美術家、作家であるサルバドール・ダリ自身は、カダケス北部のポルトリガット湾に居を構えた。現在、彼の家は博物館に改装されており、一見の価値ありだ。彼のアトリエに入り、35年の記憶を辿ることができる。 ジローナ県のアルト・アンプルダーにあるこの町に行くには、パニー山とブファドス山の間を抜けて、半島の東側まで抜ける必要がある。 カダケスには、豊かな漁村文化が残っている。長い間、海に面した陸の孤島であり、海が唯一のコミュニケーション手段であったからだ。白塗りの狭い路地に迷い込めば、バルコニーを彩る花々、地元特産の工芸品のお店、海辺に係留されている小舟などに出会う。その他の名所を挙げるとすれば、19世紀の宝石と呼ばれるサン・ジャウマ城、旧市街のサンタ・マリア教会、高くそびえ立つ大灯台がシンボルのクレウス岬自然公園などがある 。
