フエルテベントゥーラのコフェテの眺め

フエルテベントゥーラ、ビーチと海に加えて

Fuerteventura

海辺で過ごす、完璧な休日のためのアイデア


フエルテベントゥーラでの休暇は、海と自然とのつながりが感じられるリラックスの毎日。  頭を空にしたり、成り行きにまかせたり、単にエンジョイするためにぴったりの目的地。しかも、この島では、旅をちょっぴり特別にしてくれるオリジナルなプランも楽しめます。

ロボス島への日帰り旅行

船に乗ることわずか20分で フエルテベントゥーラ から ロボスに到着。事実上、手つかずの自然が残る島で、実際、クルマが走る道路すらありません。この島を訪れる、それは風光明媚な環境でゆったりとした午前中を過ごすこと。クリスタルのような水で海水浴を楽しむ他、小さな港 プエルティート・デ・ロボスやこの港に並ぶ漁師の家を訪れることもできます。しかも漁師と一緒に釣りをしたり、魚を味わったりできる可能性もあります。ロボスの灯台、ラ・コンチャ海岸、カルデラ山の火山錐までの小道が、日帰り旅行を完璧なものにしてくれます。

ロボス島、フエルテベントゥーラ

手作りチーズ工房の見学

フエルテベントゥーラ産チーズ ケソ・マホレロ はこの島の人気の名産品。手作りで加工され、ワールド・チーズ・アワードで何度も上位入賞しています。酸味と甘さが同時に楽しめる風わいが特徴で、フレッシュチーズ、セミハード、ハード (より濃厚な味わいで辛みもある) があります。例えばべタンクリア (島の北部) では、施設の見学を企画しているチーズ工房はいくつかあり、チーズの直売所も設けています。 

カナリア諸島のチーズ

郷土料理を味わう

ガストロノミーは、フエルテベントゥーラでリラクゼーションを満喫する、もう一つの理由です。カナリア諸島の料理が味わえるレストランでは、フエルテベントゥーラ産の有名なチーズ、人気のジャガイモ料理「パパス・アルガス」の モホ 添え (100 %カナリア諸島生まれのスパイシーなソースで、主に魚料理と合う緑のソース“ベルデ”と肉料理用赤いソース“ロホ”あり)、子ヤギ料理カブリートや サンコチョ (魚、ジャガイモ、サツマイモのキャセロール煮、モホとゴフィオ) を味わえます。

島とその伝統的な職業

フエルテベントゥーラには、農村生活をテーマとする博物館があります。ラ・アルコヒーダのエコミュージアム がそれで、この博物館では、建築様式が異なる7つの伝統家屋を見学できます。また、マホレロ文化の民族博物館となっています (マホレロはフエルテベントゥーラの別名で、フエルテベントゥーラの形容詞として使用)島では、今も受け継がれている伝統的な職業の一部について学ぶ機会もあります。塩づくりや穀物の粉砕の事例などが、これにあたります。例えば、カルメン塩田には塩の博物館があり、現在、塩田がどのように機能しているか見ることができます。一方、トゥイネヘにあるロス・モリーノス・ビジターセンターでは、穀物、特にゴフィオ (炒った穀類の粉でカナリア諸島名物、地元の料理でよく見かける) の粉砕について、学ぶことができます。他にも エル・コティーリョに建つトストン灯台では、伝統漁業博物館を見学できます。

ティスカマニータ風車。トゥイネヘ、フエルテベントゥーラ

アカウミガメを発見する

フエルテベントゥーラには、モロ・ハブレ・ウミガメ回復・保全センターがあり、アカウミガメの飼育およびカナリア諸島の海における個体数の回復に携わっています。飼育場を見学でき、運がよければ、コフェテ海岸で定行われるウミガメの定期放流に立ち会うことができるでしょう。成体になると、生まれた場所に戻り産卵します。このようにして、島における個体数の回復を達成しています。フエルテベントゥーラの海洋生物に親しむ見学には、他にもSUBCAT船 (海上ではカタマランに似た双胴船で、潜水艦のように潜水可能) でのルート巡りや船上ホエールウォッチングなどがあります。よくあるのは、例えば、モロ・ハブレ発またはカレタ・デ・フステ発のツアーです。

アカウミガメ。プエルト・デル・モロ、フエルテベントゥーラ

スターウォッチング

フエルテベントゥーラの滞在中、天体を見ながら、いつもと違う一夜を過ごすこともできます。星空の観察でもっとも人気のエリアは、モロ・ベロサ展望台。光害がなく、カナリア諸島の東の空の素晴らしい眺めが楽しめます。防寒着と双眼鏡をお忘れなく。また、この機会に、カシオペアなど、ここから見やすい星座をぜひ見つけてださい。

モリノ・デル・ロケの星空、フエルテベントゥーラ

工芸マーケット

工芸品はフエルテベントゥーラを代表する逸品。工芸品を知るには、ラ・オリーバの伝統的市場に足を運ぶのが一番。営業日は、毎週火曜日と金曜日の午前中。この市場では、フエルテベントゥーラの典型的なレース、油絵、モホやジャムなどの食料品といった、地元の産品が見つかります。一方、ベタンクリアには、17世紀に建造された昔ながらの田舎の家、カサ・サンタ・マリアがあります。敷地内では、陶磁器や私製絵はがきをはじめとする、いくつもの工芸品を制作する様子を直に見る機会が得られるでしょう。最後に紹介するのは、ラ・ラヒータで、毎週日曜日に開催される農工芸品市場。地元の工芸品や農産物を中心に販売しています。

市場