「絹のルート」探訪
絹のルートは、個人で自由に散策することも、ガイドツアーを利用して訪れることもできます。ガイドツアーは約2時間の長さで、英語とスペイン語で案内が行われます。市の観光局のサイトで予約できます。 「ビロード屋」を意味するベリュテルス地区が「絹のルート」の出発点です。この地区は15世紀から18世紀にかけて、絹産業のおかげで大いなる発展を遂げました。ここでは絹博物館を訪れて、18世紀の布や、今でも作動する機織機のコレクションを眺めることができます。さらに、ヨーロッパ最大の絹の同業者組合の資料と、絹で縫製された製品の興味深いショップがあります。このルートでもう一つ欠かせないポイントは、バレンシア市の中心部にあるラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(絹の商品取引所)です。この街で最重要のゴシック建築の民間の建物で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。この地域における絹取引の中心地であり、今日では、その取引交渉が行われた場所を見学できます。それが「柱の間」です。