沿岸部から見ていきましょう。絶対に外せないビーチをいくつかご紹介します。モンスル:ここでは「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の最も有名なシーンの一つが撮影されました。本作はショーン・コネリーとハリソン・フォードが出演し、スティーヴン・スピルバーグが監督を務めたものです。さらに、チャールトン・ヘストン主演・監督の映画「アントニーとクレオパトラ」の一部分のほか、「ネバーエンディング・ストーリー」、ロビン・ウィリアムズやユマ・サーマンがキャストに名を連ねる「バロン」、ペドロ・アルモドバル監督による「トーク・トゥ・ハー」のロケ地にもなりました。アルガロビコ:ここでは永遠の名作が撮影されました。その作品とは、ピーター・オトゥール主演の「アラビアのロレンス」です。
アルメリアはコントラストを描く土地です。砂漠の風景があるかと思えば、200キロメートルにわたって続く多様なビーチや入り江もあり、格別な美しさをたたえています。このため、アルメリアでは何百という数の映画が撮影されてきましたが、その中には、トップクラスの俳優が出演するハリウッドの超大作もあります。アルメリアは間違いなく、季節を選ばずフィルムツーリズムの小旅行に出かけるのに絶好の場所だといえるでしょう。メモを用意!
エル・ソンブレリコ:このビーチは、映画「宝島」のいくつかのシーンの舞台となった場所です。ちなみに、本作の主演を務めたのはオーソン・ウェルズです。 エル・パルマールとロス・エスクージョス:これら2つのビーチでは、007シリーズのうちの一作で、ショーン・コネリーがヒーローを演じた「ネバーセイ・ネバーアゲイン」が撮影されました。 ただし、ロケ地はビーチだけに限りません。映画をめぐるアルメリアの必見スポットにはタベルナス砂漠もあります。ここはヨーロッパ大陸唯一の砂漠地帯だと言われている場所で、幾度となくロケ地となってきました。とりわけ、西部劇の下位区分である、「マカロニ・ウェスタン」や「ヨーロッパ製の西部劇」と呼ばれる映画の多くはここで撮影されたものです。中でも、「ドル箱三部作」を構成している「続・夕陽のガンマン」は、おそらく最も知名度の高い映画ですが、その主役を務めたのはクリント・イーストウッドです。
このスポットではまた、ほかのジャンルの映画も撮影されてきました。例をあげれば、「アラビアのロレンス」、エリザベス・テイラー主演の「クレオパトラ」、俳優アーノルド・シュワルツェネッガーによる「コナン・ザ・グレート」、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」、さらに近年では、リドリー・スコット監督・クリスチャン・ベール主演の「エクソダス:神と王」などがあります。さらには、「ドクター・フー」や「ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜」、「ブラック・ミラー」といったドラマシリーズのほか、かの有名な「ゲーム・オブ・スローンズ」も、エピソードの一部をこの砂漠で撮影しています。 この場所を思い切り満喫し、特別な一日を過ごしたいなら、砂漠の中にあるオアシス・ミニ・ハリウッドという名のテーマパークへお越しください。子供連れでもそうでなくても十分に楽しめるでしょう。テーマパークでは、西部劇の撮影で使用され、そのまま保存されている舞台装置を見学したり、いくつものショーを鑑賞したりできるほか、夏にはプールエリアを楽しんだり、野生動物保護区を見て回ったりすることさえできます。
話を「ゲーム・オブ・スローンズ」に戻しますが、このドラマはあまりにも大きな成功を収めたため、その約20か所のロケ地を巡るサイクリング用のルートまで整備されたほどなのです。ですから、このドラマのファンであり、しかもサイクリングの愛好者だという方にとっては見逃せないルートといえるでしょう。もちろん、スポーツの要素が少なめのプランをお探しの場合は、このルートをたどるのに車を使うことは良い選択肢ですし、その他の手段でも構いません。タベルナス砂漠(ドスラク族の領地)以外にこの有名なドラマに登場し、かつ、旅の行程に必ず含めるべき重要なアルメリアの所在地といえば、ほかにもメサ・デ・ロルダンの塔やアルメリアのアルカサバ城塞があげられます。塔は、ロス・ムエルトス・ビーチのほど近くにあり、「庶子たちの戦い」の舞台となった一方、城塞は、第6シーズンに出てくるドーンの都が置かれている場所です。 アルカサバ城塞といえば、ちょうど「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」や「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のいくつかのシーンのロケ地にもなった所在地です。
ご覧の通り、アルメリアはロケ地として使用されることが多いため、映画鑑賞が趣味で、大作映画の舞台となったスポットや有名な映画スターが滞在していた所在地に足を運びたいという方にとって、これ以上の場所はないでしょう。訪問してみませんか?
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