オホ・グアレーニャ天然記念物

スペイン最大級のカルスト地形群であり、また世界10大カルスト地形群のひとつでもあります。

並外れて美しく、洞窟探検スポットとしても高い価値を有しているほか、世界でも類を見ない無脊椎動物種の生息地にもなっています。ブルゴス県の北部に位置するオホ・グアレーニャ洞窟群は、メリンダード・デ・ソトスクエバ、エスピノサ・デ・ロス・モンテロス、メリンダード・デ・モンティハの各自治体をまたぐように広がっています。100キロメートル以上にわたって伸びる、14穴の主要な洞窟から構成される洞窟群で、洞窟同士が互いに連結しながら、地中の奥に大規模な迷路を作り出しています。洞窟とサン・ベルナベ礼拝堂は一般公開されていますが、人の手がほとんど加えられていないパロメラ洞窟の「洞窟探検」は、12歳未満のお子様は参加できません。オホ・グアレニャ洞窟は、非常に興味深い地質学的地形を特徴とし、中期旧石器時代から中世にかけての洞窟壁画、彫刻、陶器の残骸、道具が発見された非常に重要な考古学的遺跡です。中でも、「絵画の空間」「カイテ洞窟」「噴水の空間」にある展示と、「足跡の空間」に残された4,200年～4,600年前の裸足の跡はひときわ目を引きます。