メノルカ島生物圏保護区
メノルカ島:自然保護区
メノルカ島に存在する多種多様な生息環境は、1993年にユネスコによる世界生物圏保護区に登録されました。峡谷、洞窟、湿地、小島、多様な砂丘、ビーチ等が多くの種が暮らす生息地となっており、そのうちのいくつかは固有種でもあります。
島の南部は峡谷の数々(約40)が特徴で、200種類以上の生物には最適な環境となっており、そのうちの26種はメノルカ島の固有種です。その中でも海鳥と猛禽類が多く目につきます。海の浸食は陸上と水中にある多くの洞窟形成にもつながりました。池、湿地、沼地が沿岸部の湿地帯を形成し、鳥類の特別保護地区(SPA)にも指定されているサルブフェラ・デス・グラウ自然公園も含まれています。このエリアでは、とげを持つ低木や鵜やオニミズナギドリが多く見られます。島全体が素晴らしい保全状態を維持していますが、その中でも特に小島(アイレ、ポロス、コロン等々)が有名です。人間が居住しないことにより、リルフォードカナヘビトカゲといった数多くの動物の生息が容易になりました。一方、イボタノキ、乳香樹、ビャクシン、ウミユリは砂浜の環境に適応しています。砂浜や入り江には、白い砂と透明な海が広がり、動植物が豊富に生息しています。ポシドニア・オセアニカの草原は良好な環境を示す一番の指標に他なりません。島の内陸部の風景は、松林、セイヨウヒイラギガシ、野生のオリーブの木立によって覆われています。イチゴの木はセイヨウヒイラギガシと共存し、松林では島の固有種であるセイヨウヒイラギが目を引きます。
メノルカ島生物圏保護区
メノルカ生物圏保護局
Plaça Biosfera, 5
07703 メノルカ (バレアレス諸島)
メノルカ (バレアレス諸島):
Activa JS
知っておくべきこと
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文化情報
シウタデラやマオなどの町は必見で、その他にも、素朴な味わいを残す町も数多くみられます。メノルカ島にあるいくつかの遺跡もお見逃しなく。
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環境情報
生態系の多様性と固有種の数が、ひときわ際立っています。植物相では、オンファロデスとドリクニウムが有名で、動物相ではバレアレスグリーンヒキガエルが広く知られています。そのもっとも中心に位置するのが、貴重な湿地帯であるサルブフェラ・デス・グラウ自然公園です。
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観光情報
メノルカ島全体が生物圏保護区となっていますが、その中でサルブフェラ・デス・グラウ自然公園へ続く道路はマオを起点にしています。
インスピレーションを得るプラン