カストリル山脈自然公園
深い谷の地
カストリル山脈は、グラナダ県の北西部に位置する山岳地帯で、カソルラ山地、セグラ山地およびラス・ビジャス山地自然公園と隣接しています。深い谷や丘陵、見上げるような垂直の壁が数多く見られ、険しい地形が特徴的なエリアです。
グラナダ県の自治体カストリル村にあるこの公園は、海抜855〜2,138メートルに位置しています。公園内を横切って、カストリル川が流れています。険しい地形上に育つ植物は、低地ではナラ属の植物種、主にセイヨウヒイラギガシ、アレッポマツの集まりが支配的ですが、湿地ではバレンシアナラ、トネリコ、カエデに取って代わられます。山脈の高地で主に見られるのはヨーロッパクロマツで、尾根や岩場ではサヴィン・ジュ二パーやチチュウカイエニシダの群生が優勢になります。この植生に、地中海性の低木が密集した茂みと、非常に限られた場所にしか分布しない独特な植物固有種の存在が加わります。変化に富む山脈の環境のおかげで、動物相も素晴らしく多様で、中でもシロエリハゲワシの個体群が目を惹きます。陸地の脊椎動物ではスペインアイベックス、ヨーロッパムフロン、ダマジカ、イノシシ、オオヤマネコ、ヤマネコ、ムナジロテン、鳥類ではイヌワシ、ハヤブサ、クロトビなどが注目に値します。
カストリル山脈自然公園
18071 Castril, グラナダ (アンダルシア)
グラナダ (アンダルシア):
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知っておくべきこと
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文化情報
岩山からは、カストリル城の遺跡が、村全体、山脈の大部分、渓谷を見下ろしています。塔や城壁の遺跡から、この地域を一望できる息を呑むような大パノラマをお楽しみください。
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環境情報
湿度の高い地域の植生では、バレンシアナラ、トネリコが多く見られます。動物相では、グリフォンハゲワシ、イヌワシ、カワウソ、ヤマネコ、ムナジロテンなどが際立っています。
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観光情報
セビージャ、グラナダからのアクセスは、自動車道A-92号線をご利用ください。グアディクスの町を通過した後、バサで自動車道を離れ、ベナマウレルを経由する地方道路に沿って進みます。ビジターセンターはカストリルの中心街の端にあります。具体的な所在地は、道路A-326のカストリルからポソ・アルコンまでの区間の0.2キロメートル地点です。