ラ・カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園
星空の下の大「庭園」
「緑の島」と呼ばれるカナリア島のラ・パルマでは、カルデラ・デ・タブリエンテが訪問者の到来を待っています。こう呼ばれているのは、島の中央部にある火山性クレーターのためです。カルデラのおかげで、水が緑豊かな植物を生み出す独特のエコシステムが国立公園のすそ野に形成されています。ラ・パルマ島の山々が提供する素晴らしい風景が緑深い森と共存するまさにオアシスであり、忘れられない風景となっています。
ラ・カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園
ラ・パルマ島(カナリア諸島)にあります。
ラ・パルマ島 (カナリア諸島)
ラ・パルマ島 (カナリア諸島):
Carretera General de Padrón, 47
38750 Paso, El, ラ・パルマ島 (カナリア諸島)
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知っておくべきこと
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ご覧いただけるもの
カルデラ・デ・タブリエンテは、カナリア松などの樹木や、セイヨウオトギリなどの植物が何千年もの昔から根を張ってきた天然の隠れ家なのです。月桂樹の森はカナリア諸島のあちこちにある亜熱帯性の植生であり、島で最も標高の高い地域とその火山風景と対照を成しています。同じく、カルデラからは島の最高の風景のいくつかを楽しむことができます。ラ・クンブレシータ や ロス・アンデネス などの展望台は、高さ2,000メートルを超える高みにあり、そこからラ・パルマのパノラマビューを見てくれと言わんばかりです。
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公園内のルート
カルデラ・デ・タブリエンテのビジターセンターでは、パンフレットや行程表、そして地図といった実用的な情報を手に入れることができます。公園内を通るルートが複数あり、いずれも標識がきちんと設置されています。「PR LP 13」は一番人気のルートで、ロス・ジャノス・デ・アリダネから公園の奥へ向かって伸びています。短めのルートをご希望の場合はロス・ブレシートス展望台から出発するのがよいでしょう。 広大な裾野をもつ円錐形火山の奥深くに入り込んでいく感覚が味わえます。 このルートに沿って行くと、自然に形成された公園出口であるラス・アングスティアス峡谷を通り抜けることになり、有名なコローレスの滝などのスポットを眺めることができます。 カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園のマップ
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この地区では以下をお忘れなく...
カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園内に宿泊することもできます。そのためには、適切な許可を得るとともに指定された日時を守る必要があります。必要なもの(テント、寝袋、食料など)はすべて持参する必要がありますのでご注意ください。もしも何らかの理由で国立公園内に入ることができない場合は、ラ・クンブレシータ展望台からも公園のパノラマビューを味わうことができます。この展望台には車でアクセスできます(時間帯によっては入場許可が必要となります)。この展望台を起点に「ロモ・デ・ラス・チョサス」といった短めのルートをたどることができます。この国立公園の印象的な眺めを味わうことができるスポットとしては、ほかにも、ロケ・デ・ロス・ムチャチョスや、ロス・アンデネス展望台に代表される道路沿いの展望台があります。眼下に雄大な公園が広がっている様子を実感できるはずです。ここにはロケ・デ・ロス・ムチャチョス天文台があります。立ち寄って、ロケ・デ・ロス・ムチャチョス天文台の目玉ともいえる望遠鏡を鑑賞する価値は十分にあります。ただし、現在は見学不可となっています。ロケ・デ・ロス・ムチャチョスは作業現場であることから、夜間は立ち入りが禁止されています。近代的なビジターセンターを訪問することもお忘れなく。この地域にまつわるあらゆることを学べるでしょう。道路LP-4に沿って行くと島の最高地点に到達します。ここはラ・ニエベの峰とエル・ロケへの分岐点の中間地点でもあり、美しい夕暮れはもとより、夜には満天の星空を満喫することができます。カルデラの形のおかげで、雲が都会の光を遮る天然のスクリーンとしての役割を果たし、星でいっぱいの空を見ることができるのです。
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