カボ・デ・ガタ=ニハル自然公園
海沿いにある火山性山脈
カボ・デ・ガタは、アルメリア県の南東端に位置しています。沿岸帯には、崖、入り江、ビーチが点在しています。1997年に生物圏保護区に登録されたこの地域には、カボ・デ・ガタ=ニハル自然公園全域、およびその周囲の一部が含まれます。
カボ・デ・ガタ山脈は火山性のため、その山並みは、火道、岩脈、カルデラ、岩状突起、溶岩ドームによって特徴づけられています。このような特殊な地質構造により、スペインの地中海沿岸最大級の景観価値をもつ海岸線が形成されているのです。保護区の南部には塩沼(えんしょう)があり、数多くの渡り鳥にとって極めて重要な場所となっています。夏場は、フラミンゴや渉禽類(しょうきんるい)、カモメなど、さまざまな鳥類が飛来するため、特別な季節といえます。植生では、低木類や草本植物の植物群落が主体で、その多くが自生種です。一方、海底には、カブラッチョ(カサゴの一種)、カブリージャ(ハタ科の魚)、レジェスエロ(テンジクダイ科の魚)などの種が生息しています。カボ・デ・ガタ=ニハル生物圏保護区は、自然公園全域とその周囲を網羅しているだけでなく、「鳥類特別保護区(SPA)」に指定されているほか、ラムサール条約における「国際的に重要な湿地」としても登録されています。
カボ・デ・ガタ=ニハル自然公園
Níjar, アルメリア (アンダルシア)
アルメリア (アンダルシア):
- Almería
- Carboneras
- Níjar
Paraje Balsa de Gergal, s/n
04002 Tabernas, アルメリア (アンダルシア)
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知っておくべきこと
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文化情報
ニハルでは、一般建築に加え、陶磁器、毛布、「ハラパ」などの伝統工芸品が注目に値します。
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環境情報
この自然公園の植生は、テレビンノキ、パープル・フロミス、ハリエニシダ、チャボトウジュロで構成されています。同様に、「カボ・デ・ガタのドラゴンアルム」や「カボのナデシコ」などの固有種もあります。動物相の中では、軟体動物と甲殻類が際立っています。
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観光情報
公園とその周囲は自由に出入りできます。アルモラデラス・ビジターセンター。
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