グラサレマ山脈自然公園
ピンサパレスと目を見張る峠道
グラサレマ山脈は、アンダルシア州のカディス県とマラガ県の間に位置し、スペインモミの群生地が貴重な遺産として残されています。スペインモミはこの山脈のシンボルとなりました。深い峠道や深淵、河川群、アンダルシア州で最大の地下洞窟や地下柱廊がある、スペインでも指折りの壮大なカルスト地形です。グラサレマ山脈自然公園の全域が、1977年にユネスコの生物圏保護区に指定されました。
グラサレマは、カディス県とマラガ県の間にある山塊です。周囲の渓谷や窪地の上にそびえるその山並みは、標高600〜1600メートルに達しています。「ガルダンタ・ベルデ」のように壁面の高低差が400メートルにも達する狭い渓谷が見られる、深い山並みが特徴的なエリアです。グラサレマの注目すべき特異点は、半島で最も降水量の多い場所のひとつで、年間に2,000ミリ以上も雨が降るいうことです。山脈のもうひとつの特徴は、洞窟と地下構造の存在です。中でも、アンダルシア地方最大の洞窟として知られるウンディデロ‐ガト複合体や、先史時代の足跡が残るラ・ピレタ洞窟が際立っています。10種の両生類、14種の爬虫類、136種の鳥類そして42種の哺乳類が、このエリアで確認されています。特に、前述のウンディデロ‐ガトに生息する、ヨーロッパ最大級のコウモリのコロニーが有名です。植生について言えば、セイヨウヒイラギガシ、コルクガシ、キャロブ、サンザシ、イチゴノキ、マスティックなどが多く生える低地は区別する必要があります。それより高い地層には、バレンシアオークやスペインモミが姿を現します。
グラサレマ山脈自然公園
Grazalema, カディス (アンダルシア)
カディス (アンダルシア):
- Bosque, El
- Grazalema
Calle Federico García Lorca, 1. Plaza de Toros
11670 Bosque, El, カディス (アンダルシア)
Calle Jacaranda, 1; esquina con la avenida de la Democracia
29380 Cortes de la Frontera, マラガ (アンダルシア)
Activa JS
知っておくべきこと
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文化情報
グラサレマ周辺では、先史時代のラ・ピレタ洞窟遺跡(ベナオハン)、ラ・ヒガンタ支石墓(モンテハケ港)、サアラのアラブ城、オクーリのローマ遺跡をご訪問いただけます。近隣の町では、高価値の芸術・文化やモニュメント、および祭りや伝統が目を惹きます。
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環境情報
動物では、グリフォンハゲワシ、イヌワシ、ハヤブサ、トビ、ヨーロッパノスリ、哺乳類ではマングース、アカシカ、スペインアイベックス、ノロジカなどが際立っています。
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観光情報
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