ラ・ゴメラ島の生物圏保護区
面積369平方キロメートルのこの島は、カナリア諸島で2番目に小さい島です。この土地は2012年よりユネスコの生物圏保護区に指定されました。
ラ・ゴメラ島の自然は主に、ユネスコの世界遺産に登録されたガラホナイ国立公園におけるその卓越した風景とラウリシルバによる巨大な密林で際立っており、ここでは「雲海」(水平に降る雨)効果のおかげで濃密な植生があります。この風景は、降水により激しく浸食された幅広い峡谷のネットワークが特徴的であり、これにより高度1,000mほどのところにある中央台地へとつながっています。これら峡谷は、「ロス・オルガノス」天然記念物のように、偉大なる美しい風景を思い起こさせます。また、ラ・ゴメラ島のオオトカゲのように、この地域に特有の動植物種が島に生息しています。
ラ・ゴメラ島の生物圏保護区
ラ・ゴメラ島 (カナリア諸島)
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知っておくべきこと
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文化情報
ラ・ゴメラ島は、数多くの伝統を保持しています。たとえばラ・ゴメラ島のシルボは、完全に開発された口笛による言語で2万2000人以上が用いており、ユネスコにより無形人類文化遺産に指定されています。また、ろくろを使わない陶磁器製造やヤシの葉を使った工芸品、または太鼓による先祖代々の踊りといった別の伝統も維持されています。
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環境情報
その独特の風景、濃密な植生や多くの峡谷で知られています。この土地の変わった特性により、島全体の美しい景色を目にできる展望台があります。また、自然エリアのほぼ全体を歩いて回ることができるハイキングルートが整備されています。峡谷の間には小さな入り江と黒い砂のビーチがあり、海岸線はダイビングができる場所として人気です。
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観光情報
ラ・ゴメラ島には、フェリーや飛行機でアクセスできます。空港からは、グラン・カナリア島とテネリフェ島を行き来するフライトが運行されています。また、テネリフェ島、ラ・パルマ島、エル・イエロ島をつなぐフェリーもあります。
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