マヨルカ島のフォルメントール岬

トラモンターナ山脈の文化的景観

Mallorca

トラモンタナ山脈は、マヨルカ島の北西海岸に並行しています。中世起源の水力システムを備えたその特徴的な田園風景により、ユネスコの世界遺産に登録されています。

アンドラッチ町からフルマントール岬まで、峡谷でつながった険しい山や肥沃な渓谷が続いているのを目にすることができます。ショパンやウナムノ、アングラーダ・カマラサやカミロ・ホセ・セラといったアーチストをとりこにした風景の美しさに加え、トラモンタナ山脈ではマヨルカ島最大の貯水池もあります。段階のある坂や段々畑は、それぞれの歴史時代における手段と知識に応じて天然資源を活用してきた独特の例です。さまざまな区画の間で存在する水の管理と灌漑のネットワークでは、アラビア起源のシステムと、風車やモルタルなしの石造建築(橋、壁、道など)が組み合わされています。

世界遺産

トラモンターナ山脈の文化的景観


トラムンタナ山脈センター(ライシャ農園)

Carretera Ma-11 de Palma a Sóller, km 12,2

07110  Bunyola, マヨルカ  (バレアレス諸島)

面積:30,745 ヘクタール Eメール:serradetramuntana@conselldemallorca.net TEL::+34 971 21 97 35 Webサイト:トラムンタナ山脈の文化的景観

マヨルカ (バレアレス諸島):

お役立ち情報

知っておくべきこと


  • 文化情報

    トラモンタナ山脈地域は、村々や文化的価値のあるモニュメントも抱えています。特に強調できる地域は、デイアやアスタリェンクスの歴史的地区や、ソーリェル、バルダモッサ、アンドラッチやプリェンサといった町村です。バルダモッサ修道院やソン・マロッチの庭園などが、見逃せない訪問先です。さらに海岸には、フルマントール灯台やサ・クレウ灯台(ソージェル港)、またはピカーダ塔、サ・カロブラ塔、サ・パドリッサ島、サ・モラ塔といった、数多くの歴史的な灯台や塔があります。

  • 環境情報

    この山脈の主な山頂は、プイグ・マジョール(1,445メートル)とプイグ・デ・マサネッラ(1,367メートル)です。植生に関しては、オリーブやトキワガシといった、典型的な地中海型の耕作や植生が見られます。動物の中では、クロコンドルやミサゴなどの鳥の存在を語らないわけにはいきません。

  • 観光情報

    パルマ市内からトラモンタナ山脈までの行程は、年代物の列車に乗って移動できます。それがソージェル鉄道です。「ピエドラ・セカ」のハイキングルート網は、さまざまな名所を通過しながら山脈を西から東へと横断します。ルートのなかには、家族連れを対象に特別に設計されたコースもあります。山脈全体に、セス・トレス・クレウス(ソレル)など、素晴らしい景色を楽しめる自然の展望台がいくつかあります。