サラマンカのベハル山脈にある森

シエラス・デ・ベハル・イ・フランシア生物圏保護区

Salamanca

自然と文化


2006年にユネスコの生物圏保護区に登録されたシエラス・デ・ベハル・イ・フランシア(ベハル山脈とフランシア山脈)は、世界遺産に登録されているサラマンカ市の歴史地区から車で1時間弱のところにあります。バトゥエカス=フランシア山脈自然公園、およびキラマス自然地区とカンデラリオ自然地区もこの保護区に含まれます。

スペイン中央部、カスティージャ・イ・レオン州サラマンカ県の南東部にある保護区です。高低の差が標高360mから2,425mに及ぶことで、緑豊かな森林と急峻な山の斜面が風景を構成しています。ヨーロッパで最も古く、かつ最も広大な面積を誇る森の一つ、ミランダ・デル・カスタニャールのイチゴノキの森や、標高約1,800mに位置する並外れた自然の展望台であり、さらに15世紀に建設されたドミニコ会修道院もたたずむペニャ・デ・フランシアなど、この自然地帯にはユニークな場所が多くあります。動物相に関しては、スペインオオヤマネコ、ナベコウ、クロハゲワシなどの動物にとってこの環境は極めて重要なものです。また、イベリアエメラルドトカゲやイベリアイモリなど、両生類や爬虫類の在来種も多種生息していることは特筆すべき点です。

シエラス・デ・ベハル・イ・フランシア生物圏保護区


シエラス・デ・ベハル・イ・フランシア生物圏保護区のビジターセンター

C/ Cementerio, 2-Castillo de S. Martín

37659  サラマンカ  (カスティージャ・イ・レオン)

スペースのタイプ:生物圏保護区 面積:199,203.76 ヘクタール Eメール:info-biosfera@bejar-francia.org TEL::+34 923 43 51 55 Webサイト:シエラス・デ・ベハル・イ・フランシア生物圏保護区

サラマンカ (カスティージャ・イ・レオン):

お役立ち情報

知っておくべきこと


  • 文化情報

    この自然地帯を訪れれば、芸術的にも文化的にも重要な財産を堪能することができるでしょう。数ある選択肢の中でも、ラ・アルベルカ、ミランダ・デル・カスタニャール、ベハルなど、この地方にあるだけでなく「銀の道」のルート上にも位置している町では、興味深い伝統的建築物やモニュメントを見学することができます。

  • 環境情報

    現存するさまざまな生態系の中でも、オークや栗、トネリコ林、イチゴノキの森など、地中海の森はその規模と保存状態の良さが注目されています。

  • 観光情報

    フランシア山脈のビジターセンターはサン・マルティン・デル・カスタニャールの町にある一方で、ベハル観光案内所ではベハル山脈のルートやアクティビティに関する情報を提供しています。ほかにも、近くのコバティージャというリゾート地では、サイクルツーリズム、ハイキング、スキーなどを楽しむことができます。