ラルブフェラ(バレンシア)

バレンシアのアルブフェラ自然公園

Valencia-València

かつては海に面した湾だったものが、今では淡水湖に姿を変え、スペインで最も重要な湿地帯のひとつに数えられています。

この湖は、国際的に重要な湿地一覧(ラムサール条約)に登録されています。さらに、ZEPA区域(鳥類特別保護区)にも指定されています。この指定の対象となっているのは、ラ・アルブフェラ湖とその湿地環境、ならびに、その両者に隣接する砂州(さす)または砂嘴(さし)(「デーサ・デル・サレール」と呼ばれています)です。アルブフェラは、「数千年にわたって堆積物を積み上げる」という河川作用によって形成された場所です。この作用により、バレンシアからクジェラにかけて約30キロメートルの砂嘴(さし)が形成されるとともに、以前ここに存在していた湾が閉じられることになりました。アルブフェラの輪郭は不規則で、最も幅が広い場所の直径は約6キロメートルになります。湖は、水路や湾口を介して海とつながっています。水路や湾口をゲートによって開閉することで、湖の水量が調整されています。アルブフェラの内部には6つの小島があり、それぞれ「マタ・デル・ファング」「マテータ・デ・バイシュ」「マタ・デ・ラ・バーラ」「マタ・デ・ランティーナ」「マタ・デ・サン・ロック」「マタ・デル・レイ」と呼ばれています。また、最初の入植者と思われる人たちの遺骨も発見されています。この場所の住民が従事してきた活動としては、特にの栽培が際立っています。この米作りがアルブフェラの存続に深く関わっていることの一番の理由は、収穫のたびに特別な収入をもたらすと想定される何メートルもの耕作面積を確保するのに、住民らが苦労してきたからです。

バレンシアのアルブフェラ自然公園


ラコー・デ・ロジャ・ビジターセンター 

Carrer de Vicent Baldoví, s/n (salida desde carretera CV-500 Valencia-Sueca)

46012  Pobles del Sud, Valencia, バレンシア-バレンシア  (バレンシア州)

スペースのタイプ:自然公園 面積:21,120 ヘクタール Eメール:raco_olla@gva.es (centro de interpretación) TEL::+34 963 868 050 Webサイト:バレンシアのアルブフェラ自然公園 Webサイト:バレンシアのアルブフェラ自然公園

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お役立ち情報

知っておくべきこと


  • 文化情報

    この地域の代表的な住居は、バレンシア地方の伝統的な住居であるバラカです。バラカは、葦、泥、そして地元の植物であるボロで作られた急勾配の切妻屋根が特徴です。いくつかの例は保存されています。また、この地域の伝統的な船である アルブフェレンツに乗って水上散歩を楽しむこともできます。また、この地域で栽培された米を使用し、この地で生まれた世界的に有名なバレンシアのパエリアや、ウナギのアレ・イ・ペブレなどの代表的な料理も味わってください。

  • 環境情報

    湖には、ガマ、ヨシ、スゲ、イグサなどの水生植物が生い茂っています。しかもここは、スペインでバードウォッチングを楽しむのに最適な場所のひとつでもあります。300種近くの鳥類が確認されており、うち約90種はヨーロッパ全体で優先的に保護されている種です。デエサ デル サレールは、幅約1キロメートルの砂の帯によって湖と海を隔てています。さらに、同公園の南側には、あまり知られてはいませんが、バッサ・デ・サン・リョレンス(聖ラウレンティウスの池)と呼ばれる別の小さなラグーンもあります。これはおそらく、バレンシアからアルブフェラを隔離したのと同じ浅瀬によって、小さな潟が出口を失ったことの結果だと考えられます。

  • 観光情報

    ラコー・デ・ロジャのビジターセンターが、交通量の多いエル・パルマルの道路(CV-500)のそばに立地しています。そこには、50ヘクタールある同センター付属自然保護区も設置されています。さらに、アルブフェラ海岸のいくつかの場所からは、ガイド付きの伝統的なボートツアーが出発します。