運転する

運転する。スペインで運転する方法は?

none

スペインで車の運転をする予定なら、レンタカーを借りる方法を事前に確認し、居住国の免許証が有効かどうか、または国際保険に加入していなければならないかどうかなどをお調べください。以下の情報をご参考ください。

  • スペインではどの運転免許証が運転に対応していますか?

    車でのご旅行の場合、お持ちの運転免許証がスペインで運転するのに有効か、それとも切り替える必要があるのか、または国際運転免許証を取得する必要があるのかについてご確認ください。

     

    欧州連合および欧州経済領域(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)の加盟国にて発行された運転免許証は、有効期限内である限り、スペイン国内を運転するのに完全に有効とされています。こうした免許証をスペインの免許証に切り替える手続きは任意ではあるものの、お持ちの免許証の有効期限が切れた場合は、更新手続きを行ったうえでスペインの免許証に切り替える必要があります。

     

    その他の国からいらっしゃる場合は、スペイン入国に先立ち、お住まいの国で国際運転免許証を取得しておくことをお勧めします。国際運転免許証の有効期間は1年ですが、これは補完的な許可証にすぎないため、使用する際は常にパスポートとオリジナルの運転免許証を提示する必要があります。

    スペインで運転する際に有効なその他の運転免許証についての詳細情報

    また、スペインで運転する場合、年齢は18歳以上でなければならないことにご留意ください。

     

    また、国際的に有効な保険に加入することが不可欠であることもお忘れにならないでください。欧州連合、スイス、英国、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、アンドラ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアまたはモンテネグロの市民である場合は、保険証書とその有効性を証明する支払い領収書で証明することができます。アルバニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、イラン、イスラエル、マケドニア、モロッコ、モルドバ、チュニジア、トルコ、ウクライナまたはロシアの市民である場合、グリーンカードまたは国際民事責任保険の国際証明書を取得する必要があります。前述の国以外からの車で入国される場合は、国境保険に加入する必要があります。

     

    諸条件は変更される場合があるため、旅行を開始する前にスペイン領事館または大使館にお問い合わせいただき、これらの要件をご確認いただくことをお勧めします。

  • レンタカーを借りるには?

    スペインで車をレンタルするには、21歳以上であり、有効な運転免許証が必要です。多くのレンタカー会社では、免許取得後1年から2年の運転歴が必要となります。レンタカーの手続きを完了するには、クレジットカードが必要です。

    複数のドライバーが運転する場合、他のドライバーは契約で追加のドライバーとして表示されることにご注意ください。また、料金は通常、25歳未満の人は高くなります。

    スペインでは、一般的にレンタカーはマニュアルトランスミッション車であり、オートマチックトランスミッション車は通常より高い価格設定となっています。

  • 主な交通安全規制は?

    スペインでは、右側を走行し、車両のすべての乗員にシートベルトが必須であり、すべての道路に速度制限があります。制限速度は、高速道路では時速120 km、通常の道路では時速90 km、都市部では時速30 kmです。

     

    その他の重要なルールは次のとおりです。

     

    運転中に手がふさがった状態にて携帯電話で話したり、操作したりすることは禁止されています。

    追い越しは、追い越される車両の左側からのみ行うことができます。

    身長135センチ未満の子供は前部座席を占有できず、常に承認された固定装置を使用する必要があります。子供の場合、身長が150センチメートルに達するまでは背もたれ付きのチャイルドシートの使用が推奨されています。タクシーや運転手付きレンタカーの場合、都市間の移動だけを行うのであればチャイルドシートの使用義務は発生しませんが、子供の安全を確保するためにもチャイルドシートの使用は推奨されます。

    飲酒運転をしないでください。アルコール濃度に関する新たな基準では、未成年ドライバーの場合、どれほど微量のアルコールであっても検出されることは許されません。すなわち、血中濃度0g/l、呼気中濃度0mg/lである必要があります。その他のドライバーに関しては、一般ドライバーの場合、血中アルコール濃度が0.5g/l、呼気中アルコール濃度が0.25mg/l、職業ドライバーと初心者の場合、血中濃度が0.3g/l、呼気中濃度が0.15mg/lを超えてはなりません。

    オートバイ、自転車、モペットを運転する際は、ヘルメットの着用は必須です。 

    一般的な交通規制に加えて、現在は電動スクーターの使用のみを対象とした規制法も施行されています。

    公道での駐車は常に許可されているわけではありません。許可されている場合は無料です。多くの都市で駐車エリアは規制されており有料となっています。通常、エリアにパーキングメーターがあるので識別することができます。

  • どの道路が有料でどの道路が無料ですか?

    スペインでは、全国の道路網の大半は無料です。それらに高速道路(各方面一方通行で、横切る道路がなく、独立した道路)も含まれます。

    しかし、通行料金の支払いが必要となる道路もいくつかあります。アウトピスタと呼ばれる高速道路です。支払金額は、ケースによって異なり、一般的には、無料高速道路の代替道となっています。

    有料アウトピスタとなっている高速道路については、こちらのウェブサイトで確認していただけます。

    通行料のお支払いは、現金、クレジットカード、または電子料金収受システムで行うことができます(車にデバイスを設置する必要があります)

  • 罰金を受け取った場合の対処方法

    交通安全法によって認可された違反は、常に支払われなければなりません。交通違反カードを受け取る際、2つの可能性があります。

     

    違反時に罰金を通告され、また当該違反の取り締まりにあたったのが治安警備隊であった場合、クレジットカードまたはデビットカードを使用して隊員に直接支払いを行うことができます。

     

    制裁が郵便で伝えられた場合、支払いはさまざまな方法で行うことができます。

     

    1.電話番号「060」で支払う(スペイン国内):スペイン語のみのサービスとなっています。カードによる支払い。外国からの電話で連絡する場合の電話番号は +34(スペイン) 902 887 060です。

     

    2.インターネットで支払う:スペイン交通総局(Dirección General de Tráfico de España)のウェブサイトをご利用ください

     

    3.窓口で支払う: 

     

    Caixabankの支店で。

    スペインの郵便局で、支払い金額に1.50%の追加手数料を添えて。

    地方交通局(Jefaturas Provinciales de Tráfico)に出向き、クレジットカードまたはデビットカードでお支払いください。

     

    4.海外にお住まいの方は銀行振込でのお支払いも可能です。交通違反の罰金に関する疑問や質問をお持ちの場合は、情報提供用の電話番号 +34 987 010 559 を通じて交通総局までお問い合わせください。 

     

    ご留意事項:罰金を20暦日以内に支払う場合、金額に対して50%の割引が適用されます。20日が経過すると、続く45日間の通常期間内に罰金の全額を納めなければなりません。この第二の期間を超過した場合、その罰金刑は国税庁の管理事項となり、当初の金額の20%の追徴金が同庁の権限の下で徴収されることになっています。