レオン大聖堂

レオン県の銀の道とその周辺

reon-ken-gin-michi

レオン県にお立ち寄りの際は銀の道でドライブをお楽しみください。


スペインの北半分、カスティージャ・イ・レオン地方に位置するレオン県にお越しになる際に銀の道をお楽しみいただけるよう、いくつかのアドバイスをご紹介します。銀の道は、かつてローマ帝国の時代にこの国を北から南にかけて縦断していた立派な古代ローマの石畳道でした。当時、商業用の主要道路であったものが、今日では北はアストゥリアスから南はアンダルシアまでを結ぶ重要な観光ルートの出発点となっています。 

銀の道沿いの町の数々

距離:115Km 移動: 車で

ラ・バニェサは南方に位置し、いくつものモデルニスモ建築が際立ちます。毎週土曜日には市場が開かれ多くの人で賑わいます。さらに毎年、楽しいカーニバルや、市内の通りを走る感動的なオートバイのチャンピオンシップが催されます。アストルガはサンティアゴ巡礼の道および銀の道の中継地として知られています。非常に美しい城壁に囲まれた町で、特筆に値するのはアストルガ大聖堂とアストルガ司教館であり、後者についてはアントニ・ガウディの設計によるものです。この町はまたかつてのローマ時代の多くの面影を残しています。レオンはレオン県の県都です。徒歩で回り、レオン大聖堂やサン・イシドロ聖堂、カサ・ボティネス(ガウディによるモデルニスモ建築物)を訪れるのに非常に快適な町です。バリオ・ウメドを散策し、そこに軒を連ねるレストランのいくつかに立ち寄って、その雰囲気を満喫してください。ラ・ポラ・デ・ゴルドンはアルト・ベルネスガ生物圏保護区の自然環境に位置するいくつもの村々を包含した地域です。この地にはイヌワシやハヤブサなどの猛禽類や、イベリアオオカミやヒグマなどの哺乳類が生息しています。

ガウディの司教館とアストルガ大聖堂

その周辺

移動: 車で

マラガテリーアもしくは金の道はアストルガ市周辺のいくつかの自治体から成り立っており、それらの町はいずれもローマ帝国時代に金の採掘地であったことが共通しています。最も人気があるのはカストリージョ・デ・ロス・ポルバサレスやラバナル・デル・カミーノ、トゥリエンソ・デ・ロス・カバジェロス、バル・デ・サン・ロレンソなどの町です。これらは全てアストルガから25km以内に位置しています。エル・ビエルソは県の北西部にあり、そこにあるビジャフランカ・デル・ビエルソやポンフェラーダ等、サンティアゴ巡礼の道に直結し重要なモニュメント群を有する場所をぜひ訪れてみてください。アストルガから100kmほどの距離にあり、ロス・アンカレスやラス・メドゥラスといった非常に美しい自然空間があります。ラス・メドゥラスはローマ帝国時代の露天掘りの鉱山ではもっとも大きいものと考えられており、世界遺産に登録されています。アストルガから車で1時間ほどのところにあるカルセドに位置し、息をのむほどすばらしい景色です。

ラス・メドゥラスとポンフェラーダの城壁、カスティージャ・イ・レオン

アドバイスとおすすめ

  • このルートについての詳細については、周辺の町でつくるネットワークの公式サイトをご覧ください。
  • 主要都市のレオンは、マドリードと高速鉄道でおよそ2時間でつながっています。
  • ルートに含まれる基礎自治体は次のとおりです:ラ・バニェサ、アストルガ、レオン、ラ・ポラ・デ・ゴルドン
  • A6号線, AP71号線、N630号線をつなぐ道路の全ルートの合計距離は115kmにもおよびます。
  • レオン県は腸詰製品や美味な果物、ワインやリキュール類でよく知られています。腸詰製品のなかでも、特にセシーナ(牛肉や馬肉からつくられる)は格別です。郷土料理では、ずっしりとしたコシード・マラガートや美味しいボティージョ(香辛料をふり漬け汁に漬け燻製にしたもの)が非常に人気があります。果物では、レイネッタ種のリンゴやコンフェレンシア種の洋ナシが有名です。一方で、この地方にはエル・ビエルソのワインルートがあります。ワインに関連した観光客向けの数多くのアクティビティが用意されており、深くて表現力豊かなワインの数々をご賞味いただけます。

に関する詳細をごらんください