バレンシアの写真を撮影する旅行者

バレンシアを2日間で満喫

Valencia-València

地中海沿岸の居心地よい都市


2日間でこの都市を観光する場合は、これからご紹介する有名スポットを訪れるルートがお勧めです。歩行者専用道路を歩いたり、海を眺めたり、パエリアを味わうことができます。バレンシアでの観光を思う存分お楽しみください。

1日目

初日は、街の歴史地区を散策してみるのはいかがですか。ゴシック様式の建物が主流であるバレンシアの有名なモニュメントの数々を訪れる機会です。ゆっくりと歩いて回るのがお勧めです。

午前中は歴史地区を観光

市庁舎前広場から徒歩わずか5分の距離にある、レイナ広場の伝統的なオルチャータ専門店でのオルチャータとファートンの朝食で、バレンシアでの一日が始まります。定番かつおいしいのが特徴です。美しく活気にあふれたこの広場で、街の雰囲気に浸り、風変わりなアイスクリームに挑戦し、バレンシアのシンボルである大聖堂のシルエットの一部や、ミゲレテとして知られる鐘楼のある景色をお楽みください。 

左:レイナ広場。中央:カテドラル。右:ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(絹の商品取引所)

朝食がすんだら、観光開始です。5分もかからずにたどり着くことができるビルヘン広場からは、大聖堂のほか、ビルヘン・ロス・デサンパラドス・バシリカ教会堂の景色を眺めることができます。大聖堂の中へ入ってみましょう。(サント・カリスまたはサント・グリアルと呼ばれる聖杯がここに保管されています。)ミゲレテの207段の階段(高さ51メートル)を登って、そこから見える素晴らしい景色を眺めてみませんか。下に降りると、伝統的な工芸品店とタパスバーに囲まれた興味深いレドンダ広場がすぐ近くにあり、ユネスコの世界遺産に登録されているラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(絹の商品取引所)があります。

取引所および中央市場の訪問

タパスの時間。15世紀の絹の商品取引所は、バレンシアで最も美しいモニュメントであると多くの人が言います。らせん状の柱があるその建物の中に入り、オレンジの木が茂る中庭の静けさを堪能してください。そして、目の前にある中央市場が目に留まるでしょう。外観が美しいこの建物は、中に入ってこそ価値があります。商品を積んだ1,200台以上の屋台が並び、野菜、スパイス、果物の色と香りが市場を満たします。

左:ロンハ内部/中央:ミゲレテの塔/右:バレンシアの中央市場

食欲がそそられるままに、市場の中央バーで旬の食材を味わってみましょう。他にも、ラロンハの階段や、コラード広場、ネグリト広場、またはカバジェロス通りにあるバーやレストランのテーブル席に座って、蒸したムラサキイガイ、ウバガイ、エスガラット、パタタス・ブラバスなどをお試しください。

トゥリア庭園で過ごす午後と涼しい夜

昼食の後は、トゥリア庭園で散歩をしてみてはいかがでしょう。ビルヘン広場から約5分のところに、14世紀の壮麗なセラノスの塔があります。ここからトゥリア庭園にアクセスできます。この庭園は、かつてトゥリア川の河床だった場所が9キロメートルの散歩道になったものです。多くの人々が自転車でこの散歩道を行きます。芸術愛好家の方は、フリオ・ゴンザレスやピナソなどの芸術家のコレクションがあるバレンシア現代芸術院(IVAM)にぜひ立ち寄ってみてください。

バレンシアにそびえるセラーノスの塔にいる旅行者

一日が終わろうとする頃、まだ時間がある場合は、国立陶器博物館などを訪れ、その外観を写真に収めておくのも良いでしょう。時間がない場合は、魅力的なカルメン地区の広場や、ルサファ地区周辺の流行りのスポットで一杯飲みながら夕食をとるのがおすすめです。

必見スポット

見どころ


2日目

2日目は、バレンシアの2つの異なる側面に触れます。芸術科学都市の前衛建築と、まぶしく輝く美しい地中海を楽しみましょう。

午前中は芸術科学都市へ

建築家サンティアゴ・カラトラバが設計したこの革新的な文化施設には、トゥリア庭園から徒歩や自転車で行くことができます。このルートは1日目にすでに通ったので、バス(EMT95番)または地下鉄(アラメダ駅はサイトから約15分)で到着することもできます。芸術宮殿、アゴラ、エミスフェリック(Imax映画付き)、科学博物館、オセアノグラフィック(ヨーロッパ最大の水族館)などがあり、午前中はここで過ごすことをお勧めします。家族との旅行で全部回る時間がない場合は、水族館を最優先にしてください(子供と一緒に、また別の日にはビオパークを訪れることができます)。

左:芸術科学都市/中央:調理中のパエリア/右:バレンシアのビーチにいる旅行者

海を眺めながら食べるパエリア

バレンシア2日目にしてまだパエリアを食べてないなんて…と思っているところでしょう。この地域の定番料理を食べることはお勧めですが、海を見ながら食べるとさらにおいしく感じる違いありません。95番バスに約30分乗ると、マリーナまたはエル・カバニャール・ラス・アレナスビーチ(夏に海水浴を希望する場合はマルバローサビーチ)に着きます。そこでのバレンシアの本場のパエリアや新鮮な魚のシチューをお楽しみくださいさまざまな定期バス路線(1、2、19、31、32、およびその他の夏特別用)がバレンシアのビーチに接続しています。

アルブフェラ自然公園の壮大な夕暮れの景色

バレンシアの特別な夕暮れ風景は、中心部ではなく郊外、特に10キロ以上離れたアルブフェラ自然公園で見ることができます。このエリアには、砂丘のビーチ、水田、そして夕日を眺めながらボートに乗ることができる巨大な湖があります。車がない場合は、EMTの都市バス25番またはアルブフェラ観光バスで30分で到着できます。 

ルブフェラ自然公園

この旅行で一番美しい写真を撮ることになるので、カメラの準備をしっかりしてください。2日ではなく3日間滞在するのであれば、1日かけてこのエリア全体を見て回ることをお勧めします。特に夏には、丸一日ビーチで過ごす日があってもいいかもしれません。

必見スポット

見どころ


アドバイスとおすすめ

気をつけること

バレンシアツーリストカードを使用すると、市内の公共交通機関ネットワーク(バス、地下鉄、路面電車)をすべて無料で利用できるほか、さまざまな美術館・博物館やモニュメントへの入場が可能です。こちらでは、市内を巡るさまざまなテーマ別ルートを見つけることができるでしょう。 時間に余裕のある方には、バレンシアから行ける人気の高いスポットを次の通りご紹介します。サグント、シエラ・カルデローナ自然公園、サン・ジョセップの入り江、チュリージャの吊り橋を通るルート、シャティバ城などです。

ルートの旅行時期

特別な瞬間に街を訪れたい場合、3月19日前後のバレンシアは、ファジャスの祝典(ユネスコの無形文化遺産に登録)で熱気に包まれます。

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