Tarragona
コスタ・ダウラダに位置するサンタ・コロマ・デ・カラルトは、タラゴナの町から40キロメートル弱の場所にあります。町の歴史地区は重要文化財に指定されています。サンタ・コロマ・デ・カラルトの歴史地区は中世の面持ちを残す市街地にあり、貴重なモニュメントが現存しています。
城壁に囲まれた遺跡群のうち、現存するのは四つの玄関口と二つの柱廊つき広場です。広場はそれぞれ、マジョール広場、ラスグレジア広場と呼ばれています。その他にも、壮大な追悼塔と前庭を持つコンテス城、現在は市役所として使われているカサ・デ・ラ・ビジャ、ユダヤ人地区とゴシック様式のサンタ・マリア教区教会(17世紀に作られたモニュメントのような鐘楼、14世紀の雪花石膏による美しい祭壇画も見ものです)。他にも雪花石膏の素晴らしいカラルト伯爵の聖体安置所があります。1370年に作られたもので、サンタ・マリア・デ・ベル・ジョック教会に納められ、ロマネスク様式からゴシック様式への移り変わりを見てとることができます。この教会の近くには17世紀に作られたカネジャス噴水があり、八つの噴水口があります。その横にはゴシック様式の十字架もあります。この町はまた、風光明媚なコンカ・デ・バルベラーの周遊ツアーや「シトー会ルート」をはじめとする各種のテーマ別ルートなど、さまざまな小旅行の出発点としてもすぐれています。
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