ロダ・ダ・バラー

県都タラゴナから20キロメートルほど北に行った場所に、ローマ様式のアーチが特徴的なコスタ・ダウラダの観光地域、ロダ・ダ・バラーがあります。

ロダ・ダ・バラーはタラゴネス地域にあり、具体的にはカラフェイとトレダンバラの間に位置しています。この飛び地にはアウグスタ街道が通っていたため、早くもローマ時代には交通の要衝となっていました。この重要なルートには、町を代表する象徴的なモニュメント「バラーのアーチ」がどっしりと構えています。「バラーのアーチ」は高さ10メートルを超える堂々とした凱旋門で、ローマの政務官ルキウス・リキニウス・スッラを記念して2世紀初頭に建てられたものです。トラヤヌス帝の時代のことです。このアーチはユネスコの世界遺産に登録されている「タラコのローマ遺跡群」の一部でもあります。また、ロダ・ダ・バラーにはコスタ・ダウラダを代表する観光地域と住宅地があります。それもそのはず、ここにはラルガ・ビーチやペジセタ・ビーチのように、黄金色の細かい砂が広がるビーチがあり、マリンスポーツ用の近代的な施設のおかげで太陽が降り注ぐ沿岸を楽しむことができるのです。海岸周辺では、マーレ・ダ・デウ・ダ・バラー聖地や側防塔の遺構を見学することもできるでしょう。アンダルシア風とアラブ風のパティオがある漁村ロック・ダ・サン・ガイエターへの訪問もおすすめです。