アストゥリアスのリバデセージャの全景

リバデセージャ

Asturias

リバデセージャの都市構造は、漁港を2つに分ける橋が基準となっています。この橋こそが、毎年8月の第1土曜日に行われるアストゥリアスを代表するお祭り「セージャ川下りカヌー競技会」のゴール地点となっています。  歴史地区は重要文化財に指定されています。

「賢王」アルフォンソ10世によって13世紀に建設されたリバデセージャの町は、中世の街並みとモダニズム建築に加え、素晴らしいビーチエリアまでが混在しており、訪問者を楽しませてくれます。町は、歴史地区がある東側と、ヨーロッパの洞窟芸術の宝の一つであるティト・ブスティージョ洞窟がある西側とにはっきり区別されています。アルタミラの洞窟に似ているこの洞窟は、鍾乳石と壁画が印象的なスポットです。夏場は早朝に到着して入場することをお勧めします。また、この地域で発見された先史時代の遺物を集めた博物館もあります。

歴史地区では、ロマネスク様式に基づいたサンタ・マリア・デ・フンコ教会とサン・エステバン・デ・レセス教会、ゴシック様式のサンタ・アナ礼拝堂(15世紀)、ルネッサンス様式のヌエストラ・セニョーラ・デ・ギア礼拝堂(16世紀)が特に有名です。一般建築については、ルネッサンス様式とプラテレスク様式でできた町役場の本庁舎をはじめ、17・18世紀に建てられた名家の邸宅が数多く残っていることが特徴です。19世紀後半から20世紀初頭にかけ、サンタ・マリーナ砂丘の外側にある近代的な地区では、ロマンチックでモダン、かつ折衷主義を採用した別荘がまとまって建てられました。その代表格であるモダニズム様式のヴィラ・ロサリオは、新大陸帰りの裕福な有産階級の手によるものです。  

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