プラセンシア

人口は36,000人。カセレスの北80キロ。ゴシック式カテドラルとマヨール広場で毎週開かれる庶民的な「火曜市」が有名です。

民族色豊かな「モンテエルモソの帽子」で知られるモンテエルモソ(Montehermoso)はプラセンシアの西27キロです。プラセンシアから北東へ45キロにはユステの僧院(Monasterio de Yuste)がひっそりと建っています。カルロス5世は神聖ローマ帝国の皇帝の座を息子のフェリペ2世にゆずり、晩年をこの僧院で過ごしています。カルロス5世の寝室、居間、礼拝堂などを見てまわると、とても質素だった暮らしぶりがわかります。・モンフラグエ自然公園(Parque Nacional de Monfrague) プラセンシアとトルヒーヨの間に広さ17,800へクタ-ルの自然公園があります。200種類以上もの動物が棲息しており、スペイン南部ドニャーナ国立公園につぐ自然の宝庫です。イベリア半島で絶滅に近いというイベリア山猫がここにはまだいますし、おおわし、はげたか、黒こうのとりも珍らしくありません。公園内では見学用舗装道路以外は車の乗り入れができません。プラセンシアから20キロ。国鉄パラスエロ(Palazuelo)駅下車。