ナヘラ

ログローニョから27キロメートルの場所に位置するナヘラには、サンティアゴ巡礼の道があります。11世紀の国王サンチョ3世が巡礼の道を変えたおかげで、この町も巡礼者達が通る町の1つとなりました。

ナヘラの川により町が分割されており、サンタ・マリア・ラ・レアル修道院という、とても重要なモニュメントがある事でも知られている町です。1032年に建設されてから、15世紀には数多くの改修が行われました。要塞風の外観は、装飾的な美しさを有する騎士たちの回廊とは対照的であり、また多くの貴族が埋葬されている場所としても知られています。クワイヤに刻まれた美しい装飾、寺院が表されているロマネスク画の輝かしいマヨール祭壇画、約30人の君主の墓がある王室のパンテオン、ナヘラ公爵の霊廟、城塞を建設するよう令を出したガルシア王が、聖母を見たと言われている洞窟もあります。修道院の前にはナヘラの歴史考古学博物館があり、先史時代、ローマ時代、中世、民族学、絵画などの分野に分かれており、ナヘラ地方特有の資料についても学ぶことができます。サン・ミゲル広場にある、サンタ・クルス教区教会やペンダントのランタンも興味深いでしょう。