Guadalajara
モリーナ・デ・アラゴンはグアダラハラ県北東部の主要都市で、中世カスティージャ王国で有数の荘園だったモリーナ荘園の都として栄えたところです。その街並みや中世の地区の数々は重厚な城壁で囲われたままになっています。歴史地区は重要文化財に指定されています。
中世後期を通じて前線の練兵場の役割を担っていたモリーナ・デ・アラゴンには二重構造の城(12~13世紀)があり、外側の城壁は数多くの四角い塔で守り固められています。また、五角形をしたアラゴン塔や、中世の村を取り囲んでいた城壁も現存します。傑出した建造物としては、ロマネスク建築(12~13世紀)のサン・マルティン教会、サンタ・マリア・ラ・マヨール・デ・サン・ヒル教会(15~17世紀)、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロス・アンヘレス教会跡に建てられ、ルネッサンス様式の塔(18世紀)と新古典主義のファサード(1816年)をもつサン・フランシスコ修道院(18世紀)、ロマネスク・ゴシック建築(1284)のサンタ・クララ修道院が挙げられます。また、ガジョ川に架かるロマネスク様式の橋、16~18世紀に建てられた何棟もの貴族の館の数々、またはユダヤ人地区やアラブ人地区なども必見スポットです。
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