イタの(カスティージャ・ラ・マンチャ州グアダラハラ)のサンタ・マリアの扉

イタ

Guadalajara

グアダラハラから30キロ離れた場所に位置するイタは、中世の演劇祭およびスペイン文学の代表作の一つである「よき愛の書 」の作者であるイタの長司祭で知られています。町の歴史地区は重要文化財に指定されています。

1441年、サンティリャーナ侯爵は、城壁を築き、丘の上にある古城を再建することで町の要塞化を図ることにしました。この防御構造のうち、外囲いと城の天守閣、そして城壁とサンタ・マリアの扉の一部が、それぞれゴシック様式の軍事建築の美しい例として保存されています。

また、ゴシック・ムデハル様式のサン・フアン教会も必見です。15世紀末に建築が始まったこの教会には、イタ貴族の墓石があります。教会の内部では、格間天井が特に目を引きます。マヨール広場、サン・ペドロ教会の遺跡、町の郊外にあるソペトラン修道院のヘレリア様式の回廊なども見どころの一つです。イタ長司祭の家博物館に足を踏み入れると、古い大きな家の雰囲気を感じることができます。ここでは、1961年から開催されている中世祭で使用されたお面やポスターのコレクションも見ることができます。中世の祭りは、この町について学ぶ絶好の機会です。通常は7月に行われ、その間に町全体が中世の雰囲気に包まれます。通りには露店が立ち並び、道化師、吟遊詩人、曲芸師などのによるパフォーマンスが行われます。また、馬上槍試合の大会が開催されたり、夕暮れ時にはマヨール広場で演劇鑑賞会に参加することができます。

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