ア・コルーニャ市からわずか24キロメートルの距離にあり、マンデオ川とその支流のメンド川が流れるこの町では、年間を通して数々の祭りが行われます。
ベタンソスは、過去にローマ人が「ブリガンティウム」と命名した場所です。リア・デ・ベタンソスの奥にある、かつて要塞を構えていた丘の上に鎮座する町であり、ここでは海水がマンデオ川とメンド川の淡水と合流します。昔のガリシア王国に7つあった主都のひとつで、歴史芸術的総体にも指定されています。
この町を特徴づけるのは3つの教会です。それが、サンティアゴ教会、サンタ・マリア・ド・アソーゲ教会、サン・フランシスコ教会です。サン・フランシスコ教会には強いオーラを放つ中世の墓がいくつかあります。たとえば、ペレス・デ・アンドラーデの墓は、彼の血筋の象徴であるイノシシとクマという2頭の動物に支えられています。ベンダーニャのパソ、タボアーダのパソ、ランショス塔に加え、「オ・パサテンポ」という名の驚くべき公園もまた注目に値します。この公園づくりを指揮したのはアメリカ大陸へ移民した人たちですが、彼らは近代的なテーマパークの概念の先駆者だったといえます。ベタンソスでは、地元産の軽やかでフルーティーなワインを味わうことができます。ワインは、唯一の目印として入り口に月桂樹の葉を掲げている素朴な飲食店に入れば、ほかの品々とともに提供されます。