カラトラバ修道院の回廊アルマグロ

アルマグロ

Ciudad Real

アルマグロはカラトラバ地方のシウダー・レアル地域に位置し、スペイン歴史保護遺産に指定されています。ラ・マンチャ地方の歴史は、劇場の歴史と密接に関係しています。コラル・デ・コメディアス(スペイン中世大衆劇場)や国立演劇博物館、毎年行われる国際演劇祭などが楽しめます。

カンポ・デ・カラトラバの首都であるアルマグロは、中世後期の政治的関連性のある宗教秩序と深く関係があります。カトリック王フェルナンドは、この軍事秩序の品をカスティージャの王冠に組み込み、カラトラバの騎士の衰退が始まりましたが、都市の衰退は起こりませんでした。フッガー家やヴェルザー家のように、銀行家皇帝のカルロス5世は、このアルマグロの地の発展に大きく貢献しました。

旧市街

他カスティーリャの場所と同様に、中心街はマヨール広場です。石造りのアーケードと2階建ての木製バルコニーが特徴の長方形の構造です。ここではコラル・デ・コメディアスや国立演劇博物館、市庁舎等、アルマグロで最も象徴的なモニュメントを見ることができます。国定記念物に指定されているコラル・デ・コメディアスは15世紀に建てられ、スペイン黄金世紀に演劇が行われていた伝統的な場所です。ギャラリーやステージ、楽屋を見ることが出来るだけでなく、国際古典演劇祭も毎年開催されています。サン・フアン病院や市立劇場、パティオ・デ・ロス・フカレス、ロス・ドミニコス回廊等は、ロペ・デ・ベガやティルソ・デ・モリーナ、カルデロン・デ・ラ・バルカの時代にアルマグロを舞台として書かれたシーンとなります。ラ・マンチャ地方に固有の建築物としては国立演劇博物館があり、舞台芸術や18世紀の舞台衣装、劇場模型、絵画と音楽の完全アーカイブ等の興味深い資料を見ることができます。市庁舎には、グラナトゥラ・デ・カラトラバから持ち込まれたローマの墓石も保管されています。貴族地区を散策すれば、驚きの時代へとタイムスリップできます。モリーナ家やロサレス家のマヨラスゴの装飾された家やカぺジャン・デ・ラス・ベルナルダスの前家を楽しむことができます。ラ・マンチャ地方特有の宮殿建築の例としては、マエストラル宮殿、トレメヒーア侯爵宮殿、バルパライソ伯爵宮殿などがあります。大富豪の穀物や水銀保管庫は、その構造品質からも一見に値します。またアルマグロでは、サン・バルトロメ教会(イエズス会)やサン・アグスティン教会(重要文化財に指定)、マドレ・デ・ディオス教会等、宗教的に重要な建造物も見ることができます。エンカルナシオン修道院やアスンシオン・デ・カラトラバ修道院(歴史的芸術遺産)では、都市における教会設立の重要性について表しています。古いサン・フランシスコ修道院は、現在ではアルマグロの観光スポットとなっています。石、レンガ、木、格子は、ラ・マンチャ地方の歴史とパティオとは切っても切れない関係性があります。シウダード・レアルの郷土料理としては、ミガス(パンくずを使った料理)やティスナオ(タラのシチュー)、ピスト(野菜の煮込み)などを楽しめます。ラ・マンチャ地方のラムやアルマグロのナスをあてに、全て原産地が明記されたラ・マンチャやバルデペニャスのワインを楽しめます。

カンポ・デ・カラトラバ

カンポ・デ・カラトラバにもまた、エル・ビソ・デル・マルケス、アルムラディエル、カルサーダ・デ・カラトラバなど、歴史的・芸術的にきわめて重要な城、宮殿、町があります。一方で、カンポ・デ・モンティエル地方では、モンティエルの中世の遺跡、ビリャヌエバ・デ・ロス・インファンテスやビリャマンリケなどの町を訪問することができます。アルマグロからは、タブラス・デ・ダイミエル国立公園やカスティージャ・ラ・マンチャ湿地で重要な役割のラグーナス・デ・ルイデラ自然公園の島や湖の眺めを堪能できます。サンタ・クルス・デ・ムデーラのフエンテカリエンテの温泉地には、観光客が楽しめるような素晴らしい施設があります。

青旗
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