アロ

ラ・リオハ州に位置するこの町の歴史芸術遺産においては、特筆すべきものとして、バロック様式の主祭壇があるアロのヌエストラ・セニョーラのバシリカ教会堂、同じくバロック建築のアロ伯爵宮殿、16世紀のスペイン・プラテレスク様式の作品であるベルダーニャ宮殿、サント・トマス教会、早くも13世紀に書かれた文書まで保存されている町立古文書館があります。

アロの日常を特徴づけるものがあるとすれば、それはワインです。ワインはこの地方の経済の原動力であり、地域の文化を体現するものでもあります。アロの景色はブドウ畑で彩られており、地元ワイナリーのほとんどは見学可能となっています。その上、この町にはワインを扱った博物館まで用意されています。町で一番有名な祭りもこの飲み物にちなんでいます。それが、例年6月29日に行われる「ワインの戦い」で、二手に分かれて何千リットルものワインをかけ合う平和的なバトルが繰り広げられます。