アラマ・デ・グラナダの景色(アンダルシア州グラナダ)

アラマ・デ・グラナダ

Granada

この町の名は、すでにローマ人にも知られていたその名高い浴場と温泉に由来しています。この町は、美しい山並みのなか、グラナダ市からわずか58キロメートルのところに位置しています。そこには魅力的な白い家々が軒を連ねており、峠道すれすれにあるその急勾配のロケーションが何とも印象的です。

ここに残された興味深い史跡遺産は、アンダルシア地方を通過していったさまざまな異なる文化の遺物ですが、これらの文化は、この土地にある水源の評判に引き寄せられてこの町に腰を据えることになったのです。アラマ・デ・グラナダには彼らの足跡が数多く残されています。それは、温泉への道のりに架かる紀元前1世紀のローマ橋に始まり、アラブ人地区にある入り組んだ路地に至るまでさまざまです。アラブ人地区には、当時のものとして、トレソラーナの監視塔や13世紀に建てられたかつてのシナゴーグ「ポシト」が残存しています。

また、サンタ・マリア・デ・ラ・エンカルナシオン教会、異端審問所、ラ・レイナ病院、またはカニョ・バンバといったキリスト教建築も目にすることができます。もちろん、カリフ王朝式のアーチとヴォールトをそなえたアラブ式風呂は必見スポットです。この風呂は温泉療養リゾート内にあり、そこまでの道のりは魅力に満ちたものとなっています。というのも、川が作り出す絵のように美しい渓谷を渡りながら、いくつもの庭園を通ってたどり着くようになっているからです。