スペイン工業公園

この新しい公園は、19世紀半ばに設立された重要な繊維会社の、50,000平方メートルにおよぶ敷地に建設されたものです。1985年に設計を担当したのが、建築家のルイス・ペニャ・ガンチェギ、アントン・パゴーラ、そしてモンセラート・ルイスです。正面入口はムンタダス通りに面しています。この通りに沿って保存されている当時の壁と柵からは、ミグ邸や子供用の遊具、広い遊歩道を眺めることができます。この遊歩道は昔と変わらず、150本を超える樹齢百年のプラタナスの木によって日差しから保護されています。この気持ちのよい散歩道の先には、すぐれた彫刻で飾られた広い牧草地があります。パブロ・パラスエロ作の厳格で合理主義的、かつ堂々たる『ランデ5世』、イギリス人アーティスト、アンソニー・カロの作品で、1970年代以来、市の倉庫に保管されていた『アルト・ラプソディー』などがその例です。