シウダ・レアル博物館

この博物館は2つの建物に2つの拠点をもっています。1つは考古学と古生物学に特化し、もう1つは美術に特化しています。1つ目の拠点では、旧石器時代から現代までの完全かつ重要な考古学的コレクションを紹介しています。その中にはアラルコスの丘の発掘現場にあるイベロ族の遺骸や、アルカサル・デ・サン・フアンにあるローマ時代のモザイク、シウダ・レアルのシナゴーグ跡の門が含まれます。自然科学に特化したセクションには、ラス・イゲルエラス遺跡などの火山地帯での古生物学的発掘で見つかった約300万年前の化石遺跡が展示されています。メルセス会修道院に設けられている第2の拠点では、16世紀から18世紀までの絵画・彫刻・金銀細工・陶器といった作品に加え、アントニ・タピエス、エドゥアルド・チジーダ、アルベルト・サンチェス、アントニオ・サウラなどの著名な作家による現代アートのセレクションも展示されています。