セージャ川に架かる橋
Asturias
「カンガス・デ・オニスのローマ橋」として知られるこの橋は、同時に「ビエユ橋」または「プエントン」とも呼ばれ、アストゥリアス公国の最も代表的なシンボルのひとつとなっています。
早くもローマ時代には、この場所がセージャ川を渡るための浅瀬として利用されており、そのことが、アストゥリアス王国の最初の首都であるカンガス・デ・オニスの誕生につながった可能性もあります。ただ、現在の「ローマ橋」が実際に中世のものだという点だけは確かで、おそらく13世紀末のものと考えられています。様式化された優雅な外観とアーチの模様は、ゴシック様式への移行期にあるロマネスク様式を想起させます。ゆるい尖頭アーチが3つある中で、中央のアーチがとびぬけて大きく、迫台(せりだい)付きで、その下を川床が伸びています。 その両隣にあるほかの2つのアーチは、それぞれ大きさが異なります。中央のアーチからは、有名な「勝利の十字架」の複製がぶら下がっています。オリジナルの十字架は10世紀初頭の金銀細工作品で、オビエド大聖堂に保管されています。
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セージャ川に架かる橋
Avenida de Covadonga, s/n
33550 Cangas de Onís, アストゥリアス (アストゥリアス州)
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