サン・ロレンソ・デ・トラソウト

サンティアゴの街のサン・ロレンツォの邸宅は、中世の修道院が宮殿のような邸宅にした一例です。その起源は、13世紀にサモラの司教マルティン・アリアスがサン・ロレンツォに捧げる庵を建てた史実にさかのぼり、これは後に、樫の木立に囲まれたフランシスコ会のささやかな庵となりました。館には、レイアウトよりも植物の豊かさと種類の多さが際立つ外庭があります。しかし、庭園に関して館に言及する価値があるとすれば、特別で珍しい回廊が挙げられるでしょう。ほぼ正方形の空間（16 m x 18 m）で、下の階にはオープンな回廊が、上の階にはガラス張りの回廊があり、庭を囲む外周の通路は、歳月を経て意味の解らない奇妙な象形文字のようになってしまった絵のようなツゲの木に囲まれています。特別なイベントのためのケータリング施設。